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2022-08-20

【全中陸上】男子110mH予選で岩本咲真が中学新の13秒60、決勝では「前半で差を付けたい」

岩本咲真(八屋中3年・福岡)

福島で行われている第49回全日本中学校陸上競技選手権大会の3日目、8月20日(土)には、男子110mH予選が行われ、村田隼(立花中3年・兵庫)、岩本咲真(八屋中3年・福岡)の中学記録保持者(13秒68)に注目が集まった。

2組の村田は13秒91(+0.1)。7組に登場した岩本は13秒60(+1.1)と快走し、自身の中学記録を0秒08を更新した。2019年に田原歩睦(平城東中、現・奈良育英高)がマークした大会記録13秒74を0秒14上回った。

岩本は、朝のアップ中に、「いつもは跳ぶハードルを見ていたのですが、一つ先のハードルを見るようにした」と目線を変えた。ハードルを低い姿勢で跳びために以前から意識しようとしていた部分だが、ハードリングの技術向上でそれがうまくかみ合った。「1台目から低く入れました。いつも5台目から減速するのですが、今回はハードルを越えるたびに加速していきました」と5台目を越えたところで中学記録を確信したという。

7月の福岡県中学通信で岩本が最初に13秒68(+1.8)の中学新を出し、その1カ月後に村田がタイ記録。追われる立場の岩本だが、「焦るというよりうれしかった」とライバルの台頭を歓迎し、自身の成長につなげた。「決勝ではできるだけ前半で差をつけたい」という岩本。注目の男子110mH決勝は、最終日の21日(日)14時15分からスタートする。

八屋中は2020年の全国中学大会で渕上翔太(現・東福岡高)が男子110mHで優勝、昨年の茨城全中では谷中天架(現・大分雄城台高)が女子100mHで優勝。岩本は「全国3連覇」を目指す八屋中は2020年の全国中学大会で渕上翔太(現・東福岡高)が男子110mHで優勝、昨年の茨城全中では谷中天架(現・大分雄城台高)が女子100mHで優勝。岩本は「全国3連覇」を目指す

文/内田麻衣子 写真/高野徹、中野英聡

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