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2022-10-02

"平成の牛若丸"維新力が家族に囲まれながら、31年のプロレス人生に大団円で幕【週刊プロレス】

左から偉進、詩子さん、維新力、理貴さん

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2日、都内・新宿FACEにて維新力引退興行となる「どすこいプロレス~幸進」がおこなわれ、維新力が31年のプロレス人生に幕を降ろした。

維新力、本名・飯橋浩司。大鳴戸部屋に入門し、若高鉄の四股名で1976年3月場所で初土俵。小柄ながらも果敢な取り組みで若花田&貴花田と並んで「平成の牛若丸」として人気を博したが、最高位は十両筆頭で幕内はならず、90年に相撲を廃業。

91年1月にSWSでプロレスラーに転向し、NOW、WARで活動。94年にはLLPW所属だった穂積詩子と結婚し、高円寺にどりんくばぁー維新力の店をオープン。06年以降は全試合が男女ミクストマッチでおこなわれる「どすこいプロレス」に携わってきた。

息子の飯橋理貴と飯橋偉進もDRAGONGATEでプロレスラーデビューも、兄の理貴は今年6月に引退。ヒザの状態の悪化から本来は昨年の還暦で引退を予定していたが、コロナ禍により流れ、結果的には息子との親子タッグを組むなど、ドラマが生まれた。

引退試合の特別リングアナウンサーは石井亮次さんが務める中、超満員札止めの観衆の中オオトリで登場した維新力は、大歓声を受けながら奮闘。SAKIをパートナーに、得意技の小股すくいスープレックスやアルカトラズを繰り出すなど、望月ススム&雪妃を相手に熱闘を繰り広げたが、最後はススムの友情2連発の前に3カウントを聞いた。

2人の息子と妻・詩子さんに囲まれながらの引退となった維新力は、「コロナによって逆に息子のデビューが間に合って、親子タッグだったりと予期せぬドラマが生まれて。今日も万全のコンディションを作って、本当に悔いのない試合ができたなって。

どすこいプロレスも今年で終わるのは残念ですけど、偉進が成長したら今日みたいな大会やイベントもプロモーターとしてやっていけたら、また夢がありますし、そんなことも考えた方が人生楽しいじゃないですか。みんなが幸せに進んでほしいなって。

46年間、相撲とプロレス、大好きなものを仕事にさせていただいて。こんな幸せな人生はないなって。悔いなく今日千秋楽を迎えられたので、息子をはじめ、選手たちの応援をよろしくお願いします」と語り、胴上げを受けながら万感となった31年のプロレス人生に幕を閉じた。

BBM SPORTS

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