14日、鹿児島県肝付町・内之浦銀河アリーナで行われたWBO女子世界ライトフライ級タイトルマッチ10回戦は、チャンピオンの天海ツナミ(35歳=山木)が、挑戦者1位のジョゼベル・パガデュアン(34歳=フィリピン)を8回1分40秒TKOで下し、2度目の防衛に成功した。
太平洋に面した肝付町は、天海が小・中学校時代に過ごした“育ての町”。海、山などの大いなる自然に囲まれた土地は、センス抜群の天海の運動能力を育んだ、まさに“母なる大地”だったわけだ。
そんな地元に凱旋したヒロインを、1200人満員の町民が大歓声で出迎えた。
「いつも1ラウンドは相手の動きを見極める」と話してきた天海は、サウスポーのパガデュアンの左ストレートをパーリングで払い、ステップを生かした距離で外すと、2回からプレスをかけて出ていく。
だが、「地元のファンの前で緊張してしまった」天海は、普段よりも力みが目立ち、スイング系ブローを空振りするシーンも目立った。
「セコンドの山木(敏弘)会長に『落ち着け』と言われ」(天海)、パガデュアンの右に対し左フックをかぶせて引っかけるを繰り返すと、天海に冷静さが戻ってきた。そして3回からサークリングし始めた挑戦者に右ストレートを再三見舞って、すっかりペースを掌握した。
天海は、パガデュアンをコーナー、ロープに追い詰めて強烈な右をヒットした
挑戦者は、天海の強烈な右をもらって精神的に余裕がなくなったことに加え、呼吸が大いに乱れるなどスタミナ不安も露呈。5回以降は、逃げ惑うパガデュアンを、天海がコーナー、ロープに詰めて連打を見舞う場面が増えた。
ときに背中を見せてロープ伝いに逃げるパガデュアンを8回、天海がラッシュすると、中村勝彦レフェリーは、それ以上試合を続行することを許さなかった。
傷ひとつない顔で、2度目の防衛を果たした天海
リングを下りる天海を、たくさんのファンが取り囲む
この日も見事な防御でほぼパーフェクトに相手をシャットアウトした天海は、「攻撃力が課題」と、常に掲げているテーマをも実践してみせた。
「防御と攻撃の両立」。35歳ながら、まだまだ進化・前進する姿は見せられるはずだ。
文&写真_本間 暁
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