第76回東日本新人王決勝が3日、東京・後楽園ホールで行われ、 ミニマム級からミドル級まで 11階級で優勝が争われた(ライト級は不戦)。最優秀選手賞はフェザー級の亀田京之介(協栄)、技能賞はミニマム級の森且貴(大橋)、敢闘賞はスーパーライト級の本多航大(川崎新田)が獲得した。10日に西軍代表決定戦が行われ、東西の新人王は12月22日、全日本新人王決定戦で激突する。
写真上=12階級の東日本新人王たち
★ミニマム級決勝4回戦
森 且貴(大橋)
【判定3ー0:40対36×3】
縄井 愁(ワタナベ)
森(左)の左アッパーが決まる
デビュー戦のリベンジを期して力強く迫る縄井を、森はジャブで突き放し、右ストレートを打ち込む。縄井も食い下がり打撃戦になるが、接近戦でも森のコンビネーションが上回る。高い技術を披露してフルマークの勝利を得た森は、技能賞に輝いた。
★ライトフライ級決勝5回戦
安藤 教祐(KG大和)
【判定3ー0:48対46×3】
髙根 秀寿(角海老宝石)
安藤(左)の左フック
フットワーカー安藤が大きくリングを回りながら右をカウンター。2回にはロープを背にこのパンチでダウンも奪うが、ここでKOを逃すと終盤失速。足が止まった安藤を髙根は左右フックで激しく追ったが、安藤は打ち返して逃げ切った。
★フライ級決勝5回戦
臼井 春樹(八王子中屋)
【判定3ー0:50対45×3】
具志堅広大(竹原慎二&畑山隆則)
右を打ち下ろす臼井(右)
身長で16センチ上回る臼井がジャブ、打ち下ろしの右で具志堅の接近を阻む。右で飛びこむ隙をうかがう具志堅だが、2回には左目下を腫らし、4、5回は臼井の連打にさらされ、立っているのがやっとだった。
★スーパーフライ級決勝5回戦
目黒 聖也(セレス)
【判定3ー0:48対47×2、49対46】
入稲福 敬(ドリーム)
左ボディを決める目黒(右)
サウスポーの目黒が開始早々から速いワンツーで圧倒したが、入稲福も2回からプレスを強め、荒々しいボディ連打で追い回す。押され気味の目黒は4回、逆に左ボディを連発して入稲福の動きを止め、傾きかけた試合の流れを堰き止めた。
★バンタム級決勝4回戦
小笠原梢太(シャイアン大嶋)
【判定3ー0:40対36×3】
永冨 寛治(フラッシュ赤羽)
小笠原(左)の左フック
細かいパンチを打ちながら前に出てくる永冨に、小笠原は左フック、右クロスを打ち込み毎回リード。大きな山場は作れなかったが、最後まで主導権を握り続けた。
★スーパーバンタム級決勝5回戦
竹原 毅(協栄)
【TKO3回2分44秒】
梅本 耕孝(新日本木村)
右を伸ばす竹原(右)
体を振って前に出てくる36 歳の梅本を、サウスポー竹原は右で止め、左ストレートをヒット。2回には左アッパーでダウンを奪う。3回も竹原の的確な連打が続くうちに、レフェリーが割って入った。
★フェザー級決勝5回戦
亀田京之介(協栄)
【TKO3回1分10秒】
今成 太希(三迫)
左を突く亀田(左)
強気に前進するサウスポーの今成に対し、亀田は軽やかなフットワークを駆使して回り込み、タイミングのいい右をカウンター。初回、今成の左で右目尻から出血した亀田だが、2回には鋭い右で今成を棒立ちにさせる。3回も亀田が右ストレートから連打。今成はなおも打ち返して気の強さを見せたが、ガードが落ちたところに亀田の右アッパーを浴び、弾かれるようにダウン。同時にストップされた。亀田は最優秀選手賞に選ばれた。
★スーパーフェザー級決勝4回戦
谷口 彪賀(八王子中屋)
【判定3ー0:39対37×2、38対38】
佐藤 諄幸(厚木ワタナベ)
左で攻め込む谷口(左)
サウスポー谷口が中間距離で左を上下に打ち分け押していたが、2回には接近戦に巻き込まれ、佐藤のボディ連打に効かされる。3回から谷口は再び距離を取り、ショート連打で押し切った。
★ライト級決勝5回戦
齋藤眞之助(石川ジム立川)
【不戦勝】
佐々木 尽(八王子中屋)
※佐々木の体調不良による棄権で齋藤が優勝。
不戦勝の齋藤
★スーパーライト級決勝4回戦
本多 航大(川崎新田)
【TKO3回46秒】
小林 柾貴(イマオカ)
本多(右)が右で攻める
圧倒的な手数と多彩なパンチで押していた小林だが、強気に打ち合う中、2回に本多の右でダウン。3回、猛然と逆襲に出た小林だが、本多の左フックでアゴを跳ね上げられ、ストップされた。本多は敢闘賞を受賞した。
★ウェルター級決勝4回戦
足名 優太(渡嘉敷)
【判定3ー0:40対36×3】
永田 勝大(新日本木村)
足名(右)の右が決まる
互いに手数で勝負。接近戦でフック、アッパーを応酬するが、先手で攻める足名が優勢。4回には右ストレートからのラッシュでダウン寸前に追い込んだが、永田も終了ゴングまで耐え抜いた。
★ミドル級決勝4回戦
湯澤 卓巳(宇都宮金田)
【判定2ー0:40対36、39対37、38対38】
舟津 純(伴流)
湯澤(左)が左で攻めこむ
距離を取ってジャブ、ストレートを打ちたい舟津と、前に出て接近戦に持ち込みたい湯澤。3回から湯澤がタフネスとスタミナで攻勢をかけ、しつこい上下連打で押し切った。
左から技能賞・森、最優秀・亀田、敢闘賞・本多
文◎藤木邦昭
写真◎小河原友信
2025-09-03
世界選手権男子マラソン日本代表近藤亮太(三菱重工マラソン部)、2度目のマラソン=世界選手権 「自分らしく、伸び伸びと」
2025-09-04
【新作情報】「2025BBMベースボールカード 2ndバージョン」バリエーション豊富なカードを集めてプロ野球を楽しみ尽くそう!
2025-09-05
【ソフトボール】SGホールディングスに新戦力が加入
2025-09-08
【新作情報】「BBMプロ野球チアリーダーカード2025 DANCING HEROINE」今回は9球団で総勢175人を収録!
2025-09-05
【連載 大相撲が大好きになる 話の玉手箱】第31回「ハプニング」その4
2025-09-04
IWGP女子王者・Sareee、ブーイング現象にも「闘いや信念を曲げるつもりはない」。9・6横浜の挑戦者・鈴季すずには「お前のほうが面白味がないし、つまんない」【週刊プロレス】
2024-04-01
ベースボール・マガジン社の人工芝一覧、導入実績、問い合わせ先 [ベーマガターフ]
2025-09-03
世界選手権男子マラソン日本代表近藤亮太(三菱重工マラソン部)、2度目のマラソン=世界選手権 「自分らしく、伸び伸びと」
2025-09-04
【新作情報】「2025BBMベースボールカード 2ndバージョン」バリエーション豊富なカードを集めてプロ野球を楽しみ尽くそう!
2025-09-05
【ソフトボール】SGホールディングスに新戦力が加入
2025-09-08
【新作情報】「BBMプロ野球チアリーダーカード2025 DANCING HEROINE」今回は9球団で総勢175人を収録!
2025-09-05
【連載 大相撲が大好きになる 話の玉手箱】第31回「ハプニング」その4
2025-09-04
IWGP女子王者・Sareee、ブーイング現象にも「闘いや信念を曲げるつもりはない」。9・6横浜の挑戦者・鈴季すずには「お前のほうが面白味がないし、つまんない」【週刊プロレス】
2024-04-01
ベースボール・マガジン社の人工芝一覧、導入実績、問い合わせ先 [ベーマガターフ]