2日、東京・後楽園ホールで行われた昼のオール8回戦興行には、帝拳ジム期待の6選手が出場。初のメインイベントを務めた日本スーパーフェザー級3位・正木脩也が、フィリピン同級8位のローマン・カントに3回KO勝ちするなど外国勢から5勝をあげた。
写真上=メインの正木は3回KO勝ち
★スーパーフェザー級8回戦
正木 脩也(帝拳)日本同級3位
【KO3回1分7秒】
ローマン・カント(フィリピン)フィリピン同級8位
契約ウェイトをオーバーしたカントに、正木は開始とともに襲いかかる。スピードに乗ったワンツーを打ち込み、カントの右スイングを外して左ボディ。3回、左ボディ一発で倒れたカントは、同時に右足の付け根を痛め、テンカウントを聞いた。
★バンタム級8回戦
大嶋 剣心(帝拳)日本同級2位
【判定3ー0:80対70、76対75、79対74】
エラニーノ・セミジャーノ(フィリピン)フィリピンSF級6位
左を放って飛び込んでくるサウスポーのセミジャーノを、大嶋は足を使いながら右ストレート、アッパーで迎え撃つ。セミジャーノは4回と8回にヘッドバットで減点。決定打こそ欠いたが、大嶋がヒット数で上回った。
★スーパーフライ級8回戦
梶 颯(帝拳)日本同級3位
【判定3ー0:77対76、77対74×2】
ディオメル・ディオコス(フィリピン)フィリピンF級15位
初回、ディオコスの右で梶ダウン。その後もボディ連打にさらされたが、粘り強く反撃。終盤はスタミナ切れのディオコスを追い続けた。
★ウェルター級8回戦
玉山 将也(帝拳)日本同級10位
【TKO3回2分49秒】
ワチラサク・ワイヤウォング(タイ)タイSL級8位
立ち上がりからボディを攻めた玉山が、3回も徹底したボディ連打で2度ダウンを奪いフィニッシュ。
★ウェルター級8回戦
李 健太(帝拳)
【負傷引分3回1分33秒】
リボ・クンディマン(インドネシア)インドネシアSL級1位
同じサウスポーのリボに対し、身長・リーチにまさる李は速い右ジャブでペースを握る。強烈な右ボディも決めるが、攻め込むところにリボの左もヒット。ラフな打ち合いになりかける中、李は2回に眉間、3回には右目上をバッティングでカット。傷は深く、負傷ドローとなった。
★フェザー級8回戦
中野 幹士(帝拳)
【TKO3回18秒】
KJ・ナトゥプラグ(フィリピン)東洋太平洋同級12位
サウスポー中野は立ち上がりナトゥプラグの右をもらう場面もあったが、すぐに左ボディを効かせて追い込む。3回、ロープに詰めて左を打ち抜いて倒し、レフェリーストップを呼び込んだ。
写真◉小河原友信
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