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2022-11-28

【令和5年初場所予想番付】

元大関の朝乃山がいよいよ関取に復帰することは間違いない

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横綱、大関1人ずつに。朝乃山が関取復帰へ

正代の大関からの転落が決定。御嶽海も復帰を果たせず、来年初場所は1横綱1大関の番付となる。番付上この形になるのは、明治31(1898)年春場所以来、何と125年ぶりのことだ。

この場合、番付上、大関は東西に1人ずついることが求められるので、照ノ富士は“横綱大関”と表記され、貴景勝は西に回ることになりそう。

全体的な面では、まず注目されるのが三役以上の人数だ。近年はかつての“張り出し”に当たる関脇、小結はできるだけ作らない方針なので、大関が減る分、三役以上の人数を減らす可能性も考えられるが、今回は関脇、小結でわずかに負け越した力士が多いため、11月場所より1人減とすると、優勝した阿炎が4枚程度しか上げられないなど、バランスが悪くなってしまう。関脇、小結を4人ずつとし、若元春まで三役に入れて、三役以上を11月場所と同様に10人としたほうが、阿炎の上昇分もある程度確保でき、バランスがよくなるはずだ。その場合には、琴ノ若と若元春が新三役になるが……。ただそうしたとしても、なお前頭上位は渋滞で、翠富士、錦富士、佐田の海、竜電、錦木あたりは割を食いそうだ。

関脇では、東西の関脇の序列がどうなるか。前回、東西の正関脇がともに勝ち越し、西関脇のほうが好成績だった平成31(2019)年1月(東関脇貴景勝11勝4敗、西関脇玉鷲13勝2敗で優勝)は、翌場所も東西の入れ替えはなかった。今回は3勝差だが、“東正関脇は負け越さない限り入れ替わらない”という判断になるのかどうか。

幕内と十両の入れ替えでは、平成25年1月から幕内を守ってきた宝富士が転落危機。十両と幕下の入れ替えでは、湘南乃海が新十両確実なほか、朝乃山がいよいよ関取に復帰しそうだ。

令和5年初場所予想番付

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