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2022-12-16

杉浦貴が小島聡に禁断の質問「NOAHとの契約はいつまでですか」【週刊プロレス】

杉浦貴&小島聡

2023年1月1日、NOAH日本武道館大会でGHCタッグ王座の防衛戦を控えている王者組の“タカアンドサトシ”杉浦貴&小島聡に話を聞いた。いち時代を築いた挑戦者組の丸藤正道&KENTAに対して現王者組は何を思うのだろうか。

――まず、小島選手はいつものサングラスですが、杉浦選手はいつものサングラスじゃないですね。

杉浦「聞いてなかった。サングラス持って来いって言われてなくて。今は普段しているサングラスをたまたましてきて…まぁ忘れたと」

小島「タッグに対する思い入れがね、ちょっと足りないんじゃないかなっていう気もしますけど。少しだけ」


杉浦「一つ言わせてもらうと、ここに座ってスタンバイするじゃないですか。(小島選手が)サングラス持ってきてなかったですからね」

小島「(笑)」

杉浦「なんならベルトもね、“あっ”ていう(笑)」

――ではあらためて、丸KENタッグの印象について教えてください。

杉浦「当時はボクもちょうどジュニアで、NOAHジュニアでやっていた頃で。同じジュニアとして嫉妬心はあって。そういう意味ではまたこういう巡り会わせで闘えるのはうれしいですね」

小島「自分はちょっと離れた場所から見ていた立場なので。いろんな意味ですごいタッグチームだなと思っていました。自分だけが一番距離があると思うんですよね。丸KENタッグもそうだし、杉浦選手もそうだし。その3人と自分みたいな感じになっているかと思うんですが――」

杉浦「今、タカって言うところじゃないですか(笑)」

小島「ああそうか(笑)。なんとなく3対1みたいな感じもしたりするんですが、ただ自分もこの8カ月間ぐらいですか、NOAHでずっと闘ってきたっていう思いがあるので。その辺のところはその思いをちゃんと持って試合したいなと思っています」

――KENTA選手は杉浦軍の一員ということでよろしいのでしょうか。

杉浦「(昨年末から今年年始まで)いや、あんな感じだったんで、杉浦軍に入ったかどうかもはっきりしない感じだったので。Tシャツ渡したら“ダセェ、着れねぇ”って返されたんで。まぁ杉浦軍かどうかはわかんないんでね。ただ一つ言えるのは、NOAHの元日武道館には必ず現れるようになってくるんじゃないですか? 今後も」

――KENTA選手の印象はいかがでしょうか。

小島「頭が良いというかキレキレな感じで。頭もいいし身体もいいし動けるし二枚目だし。自分にないものをすべて持っている選手なので。でも逆にそれぐらい違う方が対比できていいのかと思っています」

杉浦「絶対に思ってないですよ、そんなこと(笑)。オレの方がカッコイイとか、オレの方が全然動けるし、とか絶対思っていますから」

小島「すごく嫌なヤツじゃないですか(笑)。そこまで言うなんて嫌なヤツじゃないですか」

杉浦
「相手を上げるのは常套句ですから」

小島「いや本当にそう思っていますから。本当にすごいと思ってますから」

杉浦「これっぽっちも思ってない」

小島「そういう人間みたいに言うのやめてください(笑)」

杉浦「(笑)」

――小島選手は人生初の元日に試合ということになりますね。

小島「今回プロレスラーになって初めて経験することになりますね。元日はやっぱずっとお餅食べて紅白見てっていう生活しかしてなかった—」

杉浦「元日は紅白やってないです(笑)。いかにでまかせかっていう(笑)」

小島「元日紅白? あ、大みそかですね。大みそかに紅白見てそのまま元日になるっていうね。でも今回はお酒も飲まないですしね。だからその辺のところの思いっていうのは、プロレスラーになって32年で初めて元日に試合するっていうのはね、やっぱり一生忘れられない思い出になると思います」

――丸KENタッグのすごさとはどういうところだと思いますか。

小島「その2人が組んだっていう状態では試合していないんですけど、それが合体したらもっとすごくなってしまう。10倍にも20倍にもなってしまうっていう印象があるので。そこはもうタカに助けてもらうしかないですね」

――作戦を練ったり事前にお話をされることなどもされているのでしょうか。

小島「あの、タカの連絡先とかも知らないんですよ、正直…」

杉浦「教えたらもう終わりですよ」

小島「終わりの意味がわかんない(笑)」

杉浦「いや他の人に聞いた話では、返事が遅いとすごくしつこいくらい電話がかかってくる、ストーカー気質っていうんですか? ちょっと怖いんですよ」

小島「例えばLINEをして、1、2分で返ってこないから“お~い!”っていう、そんな酷いアレじゃないですよ? 丸一日ぐらいしたら心配するじゃないですか。そこで“大丈夫ですか?”というのはなりますよね。まぁ私みたいなのはLINEとかしない方がいい人間なんで。まぁLINEだけじゃないんで、連絡先というのは。普通に連絡すればいいんで。まぁそれも知らないんですけど」

――防衛戦に向けての意気込みを教えてください。

杉浦「丸KENっていうのは時代を築いて、すごいビッグネームだと思うんだけど、それは過去のことなんで。今現在を走っているのはオレたちタカ&サトシなんで。過去と今の違いを見せつけたいと思います」

小島「今(杉浦選手が)言われた通り、今プラス未来を背負って闘っていきたいなっていうのがあるんで。その未来がいつまでっていうのはわからないけど、とりあえずね。未来っていうのが見えていると思うので、自分には」

杉浦「未来はいつまであるんですか?」

小島「未来はわからないです」

杉浦「NOAHとの契約はいつまでですか(笑)」

小島「契約っていうその、そういう言葉とかじゃないです」

杉浦「もうNOAHやりつくしたと思ったりとか、また戻ったらね」

小島「いや契約っていう言葉とかじゃなくて、別に自分はその時の思いで組んで…」

杉浦「いや、思いでも契約がもう更新されなかったら、思いも…」

小島「契約とかじゃないです。本当に私のその思いでこういうふうになっている。自分の気持ち次第でたぶん変わっていくと思うんですよね。4月30日に私がNOAHに来た時に、年内までいるって予想した人は誰もいないと思うんですよね。自分でもその時わからなかったし」

杉浦「いやわかるでしょ、契約で何年契約とか(笑)。わかっているじゃないですか」

小島「わかってないです、わかってないわかってない。わかってないんですよ」

杉浦「だいたい1年じゃないですか(笑)」

小島「いや大体1年とかそういうんじゃないですよ。本当に決まってないんですよ。自分も知らないし。このままどういうふうに今後なっていくのかわからないんですよ、正直。だからそれもあえて楽しみたいなっていうのがあって。先がわからない“あぶないタッグ”っていう感じじゃないですか。だからそれがまた自分たちの魅力の1つなのかなっていう気も勝手にしています」

※写真&記事提供・NOAH


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