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2023-01-12

【アメフト】全米大学オールスター「フラボウル」に、関学大・糸川、早大・大串が参加 元気よく練習

全米大学オールスター「フラボウル」に参加している、関学大WR糸川、早大DB大串の2選手=撮影:佐藤誠

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アメリカンフットボールの、米カレッジオールスターゲーム「フラボウル」が現地1月14日(日本時間15日)、フロリダ州オーランドのFBC モーゲージ スタジアムで開催される。

 日本からは、関学大のWR糸川幹人と、早大のDB大串健人が参加。「フラボウルジャパン」の公式twitter(https://twitter.com/Hula_Bowl_Japan)では、試合に向けて、米国人選手に混じって元気よく練習する2人の姿を公開している。日本選手の参加は、2020年の復活大会からで、今回が4回目となる。
全米大学オールスター「フラボウル」に参加している、関学大WR糸川=撮影:佐藤誠

全米大学オールスター「フラボウル」に参加している早大DB大串=撮影:佐藤誠

フラボウルとカレッジオールスターゲーム


 フラボウルは1947年から始まった、歴史のあるオールスターゲームで、基本的にシニア(最上級生)が参加できる。2008年でいったん開催中止となったが、2020年に大会が復活。名前の通り、2021年まではハワイで開催されていたが、昨年からオーランド開催となった。

昨年の全米大学オールスター「フラボウル」の様子=photo by Getty Images

 かって、日本でオールスターゲーム「ジャパンボウル」が開催されていた時代(1976~1993)は、フラボウル、ジャパンボウルと2週続けてオールスター戦が開催され、ハワイ経由で日本を旅行するのが、カレッジフットボールのスター選手への「ご褒美」だった。当然、NFLへ進むスター選手の数多く参加していた。

 フラボウルの過去のMVPには、QBフラン・ターケントン、TEマイク・ディトカ、RBラリー・ゾンカ、LBジャック・ハム、RBトニー・ドーセット、QBダン・マリーノ、CBディオン・サンダースというスーパースターたちが名を刻んでいる。

 また、フラボウルでは、2020年には、ジョー・ロス賞も復活した。悪性腫瘍のため、21歳で亡くなった、カリフォルニア大の名QBジョー・ロスの名を冠した賞で、ロスは1977年1月に、フラボウル、ジャパンボウルに連続で参加、体調が悪化しているのにもかかわらず、試合に出場した。そして、日本での試合から34日後に、病状が悪化して亡くなった。命を少しでも伸ばすための脚部切断の提案を断っての死だった。

 ジャパンボウルでは翌1978年の大会から、MVPをジョー・ロス賞として表彰していた。

<ジョー・ロスとはどんな選手だったのか>

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