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2021-09-23

毒霧と「イチバーン!」の競演! グレート・ムタ&ハルク・ホーガンがドリームタッグ結成【9月23日は何の日?/週刊プロレス】

連係攻撃を決めるグレート・ムタ&ハルク・ホーガン

 1993年9月23日、新日本プロレス横浜アリーナ大会でハルク・ホーガンとグレート・ムタがドリームタッグを結成し“ヘルレイザーズ”ホーク&パワー・ウォリアーと対戦した。

 当時、WWF(現・WWE)が主戦場のホーガンとWCWが主戦場のムタは初タッグ結成。コール時にムタが毒霧、ホーガンが「イチバーン!」ポーズを披露したが、互いに言葉を交わさないし、視線すらまともに合わせない。

 それぞれの世界を尊重し合い、ある程度の距離を取っていた。ゴングが鳴らされる前からホークがホーガンに対して異常なほどに熱くなっており、試合開始から約5分間、ほとんど一騎打ち状態だ。

 最大の見せ場は15分経過直前にやってきた。ダブルインパクトを狙われたムタがパワーの肩でコーナー最上段のホークに毒霧を噴射! 

 これでホークが戦線離脱。このチャンスにムタはパワーに赤い毒霧を浴びせ、ホーガンがアックスボンバーを叩き込んで勝利を収めた。

 試合後、ホーガンとムタは握手を交わすのかと思いきや、ちょっとした呼吸が合わずに不成立。そんなやり取りさえも千両役者たちは見る者を魅了していた。
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