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2023-01-21

【アメフト】日本を背負って戦う選手たちに聞く(1) バイロン&ブロンソン・ビーティー兄弟「アメリカに超勝ちたい。モチベーションはむちゃくちゃ高い」

1年ぶりの試合に闘志がたぎる、兄バイロン(右)、弟ブロンソンのビーティーブラザース=撮影:小座野容斉

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1月22日に、東京・国立競技場で行われる、アメリカンフットボールの国際試合「ジャパン U.S. ドリームボウル 2023」に出場する日本選抜「ジャパン・オールスター」。選ばれて、日本を背負って戦う選手に思いを聞いた。
 バイロン・ビーティージュニア、ブロンソン・ビーティーの兄弟は、2022年6月にオービック シーガルズから退団。フットボールの公式戦は2021年以来となる。

――今回のJAPANに向けてどのような準備をしましたか
◇バイロン
 昨年は東京大学ウォリアーズのコーチをしていました。東大のシーズンが終わってから、すぐに富士通のチームに練習生として加えてもらい、フットボールをやっていました。その前から、東大のコーチの時に、正規の練習時間が始まる前に、早く来てウェートをやったり、スキルも一人で練習を続けていました。

――お兄さんは、来日して10年経ちました。日本のフットボールは変わった?

◇バイロン
 僕が初めてXリーグでプレーした時、日本ではなかった激しいプレーだったので、ファンは驚いたと思うし、ヤジも凄かった。けれど、今はそれはもう普通になっていると思います。それが自分によるものだと言う気はないですが。KJ(ケビン・ジャクソン、元オービックDE)もハードなプレーだったと思うけれど、見ていて落ち着くプレー。僕は熱くハードなプレーだったから。

――1年間プレーができなかったのですが、フラストレーションは
◇ブロンソン
特にゲームデーが、本当にしんどかった。※自分がゲームに出られないというのは超しんどかった。サイドラインで、うろうろして、応援することしかできずに、自分はチアリーダーみたいだと思った。
◇バイロン
兄としても、弟がゲームに出られないのは本当に辛かった。特にライスボウル。僕はスタンドから見ていたけれど、本当にイライラしてしまった。

※ブロンソンは、昨夏から富士通の練習に参加、2022年シーズンは、試合の日はチームスタッフとして富士通サイドラインで観戦していた。来季からは選手として加入する見込み。

――2人とも国籍はアメリカ※で、今回は2人ともJAPANでプレーします。どういう気持ちですか。
※ブロンソンは日本の大学を出ているので、Xリーグ規定では日本人枠

◇ブロンソン
アメリカに勝ちたい。超勝ちたい。常に僕は勝ちたい。負けるのは嫌。

――お兄さんと同じ質問、日本のフットボールはあなたが来た時とくらべてどうですか?

◇ブロンソン
本当に変わった。毎年毎年良くなっている。強くなっている。

――また、兄と同じチームで戦えるのはどういう気持ち
◇ブロンソン
いつも通りです。オービック時代と変わらない。2人で勝ちに行きます。モチベーションはむちゃくちゃ高い。
                                            
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■名   称: JAPAN U.S. DREAM BOWL 2023 (日本語表記:国際親善試合ドリームボウル2023)
■対戦カード:Japan All-Star Team(全日本選抜 60 名(選抜54 名+学生6 名)) vs.  Ivy League All-Star Team (アイビーリーグ選抜 51 名)
■試合形式: 1 Q 15 分の4 クオーター制/ NCAA ルール
■日 時: 2023 年 1 月22 日( 日) 13 時開始 (米国東部時間 1 月21 日 23 時)
チケットなどの詳細は、
Xリーグ公式サイト(hhttps://xleague.jp/feature/dreambowl2023)まで。

【小座野容斉】

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