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2023-03-06

「5年後、10年後、もっと先の女子プロレス界につなげていく」ジュリア物語7【週刊プロレス】

ジュリア

現在ワールド・オブ・スターダム王者として女子プロレス界の頂点に君臨しているスターダムのジュリア。2017年10月29日、プロレスラーとしてデビューし、キャリア5年と少し。その時間はあまりに濃密であり、波乱万丈という言葉でも足りないほどさまざまな経験を積んできた。そんなジュリアのデビューから丸5年間の濃密過ぎる日々の記憶をB.B.MOOK「ジュリアお騒がせ症候群」のインタビューから抜粋してお届けしていく。第7回はスターダムでトップ選手になってからの話。


――ジュリア選手は選手寿命とか人生の将来設計とか考えます?

ジュリア あります、それは。実際どうなるかわからないけど。レスラー寿命はそれより長いかもしれないし、短いかもしれない。デビューが25歳くらいだったので(選手寿命は)10年くらいかなって。まだ半分なんです。で、本当に10年で引退するとして何年目でなにをやってとか、それは頭の中でありますね。

――5年目の自分はどうですか?

ジュリア 気づいたらこうなっていたって感じです。いろいろ考えたこともあったけど、その通りできてるのかっていったら…。多分傍から見たら順調にいきすぎてると思いますけど、大変なこともたくさんあって。それでもいまを必死にやらないといつやるの!?って。とにかく前しか見えない感じ。このまま休まずやっていきたいです。

――ちなみにプロレスラーとしての理想形はあります?

ジュリア もちろんベルトを欲しいとは思います、歴史に名が残るわけだし。ただ、スターダムで私は赤いベルト、白いベルト、5★STAR、シンデレラトーナメント…全部取ってるんです。そういう選手はすごく少ないんですよ。私は勢いだけでやってきて結果を残すことはできた。これからはそういうのではなくてジュリアっていうレスラーがベルトがあろうがなかろうが、一人のレスラーとしてできるだけたくさんのひとの心の中に残りたい。「あんなヤツいたな」って思ってもらいたい。上を目指すだけは誰でもできるから。私は5年後のスターダム、10年後のスターダム、もっと先の女子プロレス界になにかつなげていけるように。そういうことを考えながらいまもやってます。

――いまのスターダムはそれをできる組織になっています。

ジュリア 現在たくさんある団体の中でいまのスターダムに上がりたい選手は多いじゃないですか。外から来てる選手も多いし女子の中心団体だから、それをいかに次の世代、またその次の世代へつないでいけるか。しっかりバトンタッチしないといけない。私はこのスターダム、ブシロード体制下はこれだけ活躍できた場なので責任も感じてます。
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