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2023-03-10

【しゅりんぷ池田のカード春秋】近鉄版のサインカードも封入

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往年の近鉄ファンならぜひ!

 今季も前年限りで引退したアスリートたちを特集したカードセット「惜別」が発売となりました。昨年も数々の大物選手が引退を表明しましたが、中でも坂口智隆はNPBで“最後の近鉄戦士”ということで注目が集まりました。

 同選手は2002年秋のドラフトで近鉄から1位指名を受けてプロ入りしたのですが、実はこの際のドラフトでは当初近鉄は高校NO.1左腕と目されていた東北高の高井雄平を1位で入札したものの抽選で敗れ、外れ1位として坂口が指名されたのでした。のちにヤクルトに移籍して、その雄平とチームメートになったというのも奇しき縁です。

 個人的に入団当初の坂口で覚えているのは、持ち前のスタイルの良さもあってユニフォームの着こなしが抜群に良かったということで、「あ、この選手、細いけどセンスがありそう。将来活躍するんじゃないかな」と思ったのですが、結果はそのとおりとなりました。

「惜別」セットのレギュラーカードは昨年在籍していたヤクルトでの写真が使用されていますが、直筆サインカードのほうでは坂口が在籍した近鉄、オリックス、ヤクルトの3球団版のそれが封入されているのです。まだヒゲがない坂口は、なかなか新鮮ですね。
近鉄版のサインカードは10枚のみと激レアではありますが、往年の近鉄ファンなら、ぜひ手に入れたい1枚ではないでしょうか。


直筆サインカード 坂口智隆(Bu)

 今回収録されている選手では福留孝介、能見篤史、糸井嘉男も在籍していた各球団版の直筆サインカードが封入されているとのこと。各球団のファンの方には、うれしい配慮ではないでしょうか。
(週刊ベースボール2023年3月20日号 掲載記事再編)

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