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2023-08-10

【しゅりんぷ池田のカード春秋】頑張れ、チームロン毛

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実力で世間を納得させろ!?

「BBMベースボールカード」の「セカンドバージョン」が発売となりますが、インサートカードの「COMBO CROSS FOIL SIGNING」が面白いです。例えばヤクルトだと山田哲人と村上宗隆の主砲デュオがカップリングされ、それぞれの箔サインが載せられているのです。

 ソフトバンクでは東浜巨&嶺井博希。2人は沖縄尚学の先輩、後輩で08年の春のセンバツの優勝バッテリーであり、進学した亜大でもコンビを組みましたが、今季からFAで嶺井がホークスに加わり、3度バッテリーを組むことに。

 楽天では阿部寿樹、島内宏明の明大同級生コンビがラインアップ。島内は大卒時にドラフト6位で楽天入り。阿部は社会人で4年を過ごしてドラフト5位で中日入りし、トレードで今季から楽天に加わり再び島内とチームメートとなりました。

 そして、西武からは髙橋光成&今井達也のエースコンビがエントリー。2人はともに北関東の高校の出身で夏の甲子園の優勝投手&ドラフト1位と属性が似ているばかりか、ともに独特の長髪をトレードマークにしており、そのコンビは“チームロン毛”と呼ばれ、球界でも異彩を放っています。

2023BBMベースボールカード2ndバージョン CFS03 髙橋光成 × 今井達也
2023BBMベースボールカード2ndバージョン CFS03 髙橋光成 & 今井達也

 今年の親会社の株主総会では、「食事がまずくなる」などと酷評されて話題になりましたが、世を騒がせたライオンズの投手コンビと言えば常勝・西武時代の工藤公康&渡辺久信でしょう。彼らもデビュー時には従前の球界の常識にとらわれない振る舞いで、“新人類”と呼ばれたものですが、その実力で世間を納得させました。“チームロン毛”にも、その再来を期待したいものです。
(週刊ベースボール2023年8月21日号 掲載記事再編)

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