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2020-02-07

【2019スポーツカード大賞 10】あのコピーがカッコよくて鳥肌!

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毎年恒例のスポーツカード大賞! 今回もディーラーズ座談会で決定します。連載第10回は、デザイン部門をお届けします。

〈参加ディーラー〉
佐伯 篤(SAトレーディング)
田村亮一(ミント神田店)
高橋高弥(ミント立川店)

 カードファンの皆様、1年ぶりのご無沙汰です!

 かつて「スポーツカード・マガジン」誌上で、2008年から行われてきたディーラーズ座談会も、とうとう12回目を迎えました。カード界のご意見番・佐伯篤氏を司会に、ミントからは、すっかりお馴染みとなった神田店の田村亮一店長と立川店の高橋高弥店長が今回も招集に応じてくれました。この顔合わせは2年連続2回目ということで、すっかり息の合った3人が繰り広げたトークバトル。

 平成から令和に変わった2019年を代表したのは、果たしてどんなカードなのか? 時おり脱線を繰り返しながらも、なんとか感動(?)のフィナーレを迎えた座談会の模様をお伝えします。全14回連載の第10回は、デザイン部門。皆さん、鳥肌にご注意を!

〈これまでの連載〉

チェキクイーン部門を作る?

佐伯 次は【デザイン部門】です。相変わらず2019年も中日のボックスが異彩を放っていたと思います。明らかに他のチームとはテイストが違っていて、使っているフォントも単純なゴシック体じゃないんですよね。

田村 レイアウトも独特でした。アイテムとしてのトータルパッケージで言えば、相変わらず日本ハムソフトバンクもよかったですよ。

 前回までとは違う視点で、オッと思ったのは、エポックの「ルーキーズ&スターズ」に入っていた「ルーキー・シグネイチャー」ですね。これはBBMで言うところのクロスサインに当たる位置づけで、真っ白いデザインなんですけど、カートンから1枚しか出ないんです。縦型の何の変哲もないデザインのカードだけど、選手の足元に砂ぼこりが舞っているがポイントなわけですね。

佐伯 全然記憶にないです(笑)。

田村 「ルーキーズ&スターズ」の中で、あれは非常に評価が高くて、最初は僕も何とも思わなかったんですけど、お客さんのほうから、あのカードを集めているという声をちらほら聞き出したんです。とてもシンプルで、ありそうでなかったカードだったと思います。

 あとは、これは2020年のカテゴリーになるかもしれませんが、「GLORY 2020」に入っていた「MIYABI」もいいデザインでした。他では、日本ハムチーム別の通常サインもよかったですけど、個人的にはソフトバンクチーム別の通常サインのほうが好みで、ちょっと色は違いましたが、あのテイストは「ルーキープレミアム」の直書きサインとも一緒でしたよね。こうして振り返ると、全体的にデザインのレベルは上がってきたと思います。

高橋 私は2つ候補がありまして、まず「ダンシングヒロイン」に入っていた日本ハムの畠山茉央さんが書き込んだチェキですね。これが“チェキクイーン”のまよんぬさんに匹敵するくらいの作品でして、見本の画像を持ってきましたので、2人にも見ていたければと思います。これなんですけど。

佐伯 よくもこれだけそろえましたね(笑)。

高橋 本当に1枚仕上げるのに何時間かかるのだろうと思ってしまうようなレベルなんですよ。

田村 これはBBMのツイッターに上がっていた画像かな? 

高橋 そうです。

田村 もともとは周囲が普通に白いチェキだったのを、全部自分で1枚1枚塗ったわけだ。

高橋 5年前にファイターズガールに入った当初は最年少だったそうですが、いまではファンの方の間では「工作部長」と言われているらしいです。手先が器用で、こういう細かい作業が得意な方なんだと思います。

佐伯 仲間に教えているのかもしれないですね。

高橋 ただ、ここまでのクオリティは他のメンバーにはまねできないと思います。BBMのスタッフに聞くと、畠山さんのほうが登場したのは先だということで、“元祖チェキクイーン”と命名させていただきました(笑)。

佐伯 この流れは、次回の座談会でチェキクイーン部門を作らないといけないかもしれないですね(笑)。

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