アメリカンフットボールのXリーグ「X1 エリア」は9月16~18日の3日間に、第2節の4試合が東西の2会場で行われた。オール三菱ライオンズ、富士フイルム海老名ミネルヴァAFC、警視庁イーグルスの3チームが勝って開幕から2連勝。ペンタオーシャンパイレーツは、今季初勝利を挙げた。
X1エリア 第2節
○警視庁イーグルス10 vs 7品川CC ブルザイズ●
(2023年9月16日、富士通スタジアム川崎)
○ペンタオーシャンパイレーツ10 vs 9アズワンブラックイーグルス●
(2023年9月17日、富士通スタジアム川崎)
○富士フイルム海老名ミネルヴァAFC14 vs 13三菱商事クラブトライアックス●
(2023年9月18日、富士通スタジアム川崎)
僅差、僅差、また僅差
X1エリアは、学生も含めた国内のアメフトリーグの中では、8チームの実力差が、おそらく最もないリーグと言って良いかもしれない。
警視庁はブルザイズのディフェンスに苦しみ、パイレーツも序盤はアズワンの一方的なペースでリードされる展開。共に辛うじて逆転勝ちした。昨季5勝2敗、今春のジュニアパールボウル優勝の富士フイルム海老名は、昨年1勝6敗で入替戦出場だったトライアックスに、終盤追い上げられて、薄氷の勝利。トライアックスが2ポイントコンバージョンを狙わなければ引き分けが濃厚だった。
4シーズン、国内トップリーグのX1スーパーで戦ってきて、米国人QBジョン・ギブスが活躍するオール三菱は、地力では頭が抜けた存在と見られているが、サイクロンズに追い上げられ苦戦した。4試合すべてが1ポゼッション差以内で、2試合は1点差。実力差がないだけでなく、特に全勝の3チームが、自分たちの戦い方を確立できていない。
次節は全勝同士のオール三菱と富士フイルム海老名が激突する。どこが抜け出すのか、目を離せない戦国リーグがまだまだ続く。
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