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2023-12-17

12・18新宿で踏まれる「ものすごい地雷」とは? 話題沸騰NOAH“マンデーマジック”NOSAWA論外ADインタビュー【週刊プロレス】

NOSAWA論外アシスタント・ディレクター

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10月9日から始まったNOAHの新ブランド「マンデーマジック」がプロレス界で話題沸騰中となっている。「月曜日の魔法」をコンセプトに基本的に対戦カードは当日発表。グレート・ムタの娘についての物語が展開されたり、「隠し玉」として総合格闘家の佐々木憂流迦がエキシビションでデビューしたり、グレート・マミーなる怪奇派レスラーが登場したり、意外な他団体選手が参戦したりと毎回サプライズ連続。大会チケットも全大会完売。プロレス動画サービス「レッスルユニバース」の視聴数など各数字も好調だ。

そんな「マンデーマジック」も12・18新宿FACE大会で全5回のエピソード最終回となる。事前情報はなし…いや、11・27新宿大会でNOSAWA論外アシスタント・ディレクターが語った「次のマンデーマジックでオレがものすごい地雷を踏んでやる」のみ。果たしてどんな地雷なのか、ことの真相を確かめるために緊急直撃!
※週刊プロレス2023年12月27日号(No.2279)掲載

――11・27新宿で「次のマンデーマジックでオレがものすごい地雷を踏んでやる」と宣言しました。

論外 やっと楽になれるよ…。

――どういうことですか?

論外 最初に言ったじゃん。NOAHの悪魔になるって(笑)。

――(苦笑)。

論外 マンデーマジックってそもそもNOAHのために、レッスルユニバースの数字を上げるためにやってるんです。NOAHの本戦がディナーだったら、マンデーマジックはランチ。足を運びやすい値段設定にして、いろいろなプロレスを楽しめる魔法のような空間を提供してます。でも、旧NOAHファンが「マンデーマジックのせいで本戦が物足りない」とか言ってるのを耳にしたんですよ。旧NOAHファンは余計な憶測であたかも真実かのように今のNOAHの足を引っ張るようなことを拡散させてる。そういうことをするから、マンデーマジックが面白そうだなって思って、NOAHに興味を持った新規ファンも遠ざかっちゃう。新日本プロレスの木谷高明オーナーが「すべてのジャンルはマニアが潰す」って言ってるじゃないですか。それはボクも同意見で別に「楽しければ楽しい」「つまらないものはつまらない」でいいんですよ。

――「マンデーマジック」はこれまで4回開催。基本的にカード当日発表、レッスルユニバースにて映像にこだわったコンテンツとして、プロレス界に革命を起こしつつあります。

論外 11・27新宿のGHCハードコア選手権後、リング上が石膏ボードの破片で散らかって、暗転中にそれを片付けてる間、お客さんがみんなでスタッフの動きに合わせて「うぇーい!」とか言って楽しんでたじゃないですか。アレ、すごくいい傾向だなって思いました。

――日本のプロレス界ではなかなかない光景でした。

論外 もう楽しんでるファンは自分から楽しみ始めてるんですよ。毎回言ってるように作り手側に課題はいっぱいあるんですけど、これまでどうだったかは見た人が判断してもらえたらいいんです。旧NOAHファンは〝NOAHのプロレス〟に固執しすぎて、マンデーマジックみたいなイレギュラーなのが盛り上がると刺しに来る。刺しに来てもらって全然いいんだけど(笑)。刺すならもっとがっちり刺してもらいたい。それがこっちの原動力にもなるから。ドンドン批判してくれればいい。反応がないのは一番困るからね。

――圧倒的に賛否の賛が多いように感じます。

論外 どんなに美味しい料理でも人それぞれ好みがあるじゃないですか。プロレスもそれと同じ。例えば、魚が嫌いな人は魚を食べない。それでいいと思う。でも、今まで食べてきた魚が合わなかっただけで、試しにちょっと食べてみたら美味しいなって思って、それがきっかけで嫌いじゃなくなることもあるじゃない。だから、女子やハードコアなんかも、まずは見てもらいたいんです。でも、NOAHって常連が新規客を入れさせないようなレストラン。旧NOAHファンはそういう新規の機会すらも奪おうとしてるからボクは大嫌いなんですよ。

――これまでファイナルの12・18含めて5大会新宿FACEチケット完売。レッスルユニバースの数字も上がっていると聞いています。

論外 マンデーマジック=NOAHのランチが浸透してきたから、これからはランチで創作料理をやっていこうかなって…ファイナルしか残ってないけど(苦笑)。

――これまでの実績を考えるとファイナルでどんな面白いことが待っているのか楽しみです。

論外 最後の大会に来る人たちは恥ずかしがらずに声を出してもらいたいよね。チケット買ってるんだから思いっ切り楽しんじゃえばいいんですよ。

――マンデーマジックをきっかけに日本プロレス界に能動的な観戦スタイルが定着したら、まさに革新です。

論外 別にマンデーマジックがいいと言われても、ダメだって言われても変えるつもりもまったくないから…あくまでもシェフの気まぐれランチですから。あと1回で終わるのはホッとしてるよ。マンデーマジックのアシスタント・ディレクターになってから寝不足なので(苦笑)。

――お客さんとともに選手たちも楽しんでいるように思えます。

論外 小島聡があれだけ歓声されるのってNOAHだけじゃないの。小島聡が築き上げてきた歴史もあるけど「いっちゃうぞ、バカヤロー!」も魔法がかかって生き返ってるよ。グレート・マミーのマスクを自ら取って子供の夢を壊したのは絶対に許さないけど。

――最後にあらためてこれまでやってきての感想はいかがですか?

論外 マンデーマジックが終わっても、NOAHのレッスルユニバース中継をもっと改革したり、増やしたりしたいよね。当然、予算とかの都合もあると思うけど、本気でレッスルユニバースのコンテンツを作ってみたいね。マンデーマジックから日本におけるプロレスビジネスの概念をぶっ壊してやろうと思ってたからね。もうプロレスラーとして引退もしたし、今のオレは死に急いでるから。12・18新宿で踏む地雷はそれぐらいの規模だよ。オレもいつまでもこの業界にいちゃいけないよね。文化人だから(笑)。

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週刊プロレスNo.2279 (2023年12月27日号/12月13日発売) | 週刊プロレス powered by BASE

3週連続投票ハガキ添付「プロレスグランプリ2023」投票受付中!今週号の表紙は全日本「最強タッグ」最終戦で宮原&青柳を破り優勝した中嶋勝彦&大森北斗です。年内最後の全日本・後楽園大会は聖地熱狂。最終リーグ戦のリポートほか、巻末言では福田剛紀社長に一年の総括、来年からの全日本新展開について聞いています。巻頭カラーは新日本の「ワールドタッグリーグ」最終戦までを追跡。毘沙門の3連覇という偉業で幕を閉じたリーグ戦の決勝トーナメントのほか、成田蓮が海野翔太を裏切り衝撃のハウス・オブ・トーチャー入りした流れも追跡。NOAHは沼津大会をリポート。年明けの有明ビッグマッチでのメインが丸藤vs飯伏に決定したことに怒りをあらわにするGHCヘビー級王者の拳王が、その丸藤と組んだ試合をリポート。また、この秋からスタートした新企画「マンデーマジック」が好調な理由をレッスルユニバースのプロデューサーに聞いています。スターダムは大阪大会リポート。両国決戦へ向けた各前哨戦がヒートアップ。東京女子は坂崎ユカの団体卒業マッチとなった北沢大会のほか、水族館でおこなわれた配信用路上プロレスもリポート。そのほかDDT大阪、ドラゲー後楽園ほか、大日本・新木場、FREEDOMS新木場、マーベラス後楽園、みちのく山形&「宇宙大戦争」展望企画、ストロングスタイル後楽園など掲載。【注意】発送後の返品・返金は原則不可とさせていただきます。送料は無料ですが、第三種郵便での発送となります。約1週間でのお届けとなります。土日祝日の配送がありません。また、事前に購入されても発売日にお届けすることは、お約束できません。ご了承ください。

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