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2020-04-25

【NFLドラフト】全体1位でベンガルズがQBバロウ、レッドスキンズはDEヤング、ドルフィンズがQBタゴバイロア

新型コロナが影響、強豪カンファレンスに偏った手堅い指名に

 1巡指名選手32人のポジション別内訳は、オフェンスがOL7人(タックル6人、センター1人)、WR6人、QB4人、RB1人。ディフェンスがCB6人、LB5人、DL3人(DT2人、DE1人)。近年のNFLでキーポジションとなるタイトエンドやセーフティーが1人も指名されなかった。

 出身校別では、全米王者のLSUが5人、アラバマ大が4人、オハイオ州立大3人が上位となった。

 カンファレンス別では、アラバマ大やLSUが所属し、カレッジフットボール最強と目される、サウスイースタンカンファレンス(SEC)から、15人が指名。他に、「ビッグテン」、「ビッグ12」「パック12」「ACC」の、いわゆる「パワー5カンファレンス」からの指名が31人。マイナーカンファレンスからは1人の指名にとどまり、ディビジョン下位のFCSやそれ以下の大学からは1人も選出がなかった。

 米国では、新型コロナ感染拡大の影響で、今春は各選手の個別ワークアウトが不可能になったケースが多い。各チームが、選手を実際に直接確認することができず、昨年秋のゲームを判断の材料としたために、強豪校が揃うメジャーカンファレンス中心の、手堅い選択になったと考えることができそうだ。

 NFLドラフトは4月24日(日本時間25日)に、2巡と3巡を指名。25日(日本時間26日)に、残りの全順位の指名が行われる。【小座野容斉】

※ジョー・バロウの表記は、これまでバーロウとしてきましたが、NFLジャパンに合わせて今後バロウとします。

ベンガルズが全体1位で指名した、ルイジアナ州立大のQBジョー・バロウ=米ジョージア州アトランタで2019年12月7日. (Photo by Kevin C. Cox/Getty Images)

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