10月7日、都内のトレーニング施設で『NBA Japan Games 2019 Presented by Rakuten』で対戦するヒューストン・ロケッツとトロント・ラプターズの公式トレーニングが行われた。
最初にコートに登場したのはロケッツの選手たちで、実戦形式の練習などで汗を流した。練習を終えたエリック・ゴードンが取材に応じた。
記者の質問に答えるエリック・ゴードン
「今はシーズンが始まる前の貴重な期間。自分は以前、ポイントゲッターとしての役割を求められていたが、最近はプレーメーカーと両方を期待されている。ロケッツでは、勝利のために自分ができることは何でもする。3ポインターは自分の役割なので、今後もどんどん決めていきたい。チームが強くなるため、チャンピオンになるためにはこの日本での期間も生かし、今から練習で突き詰めていく必要がある」
ロケッツの選手たちが引き揚げた後は、両チーム選手に加えてNBAのレジェンド、ショーン・マリオン、ディケンベ・ムトンボがコートに現れた。「NBA Cares」のスペシャルオリンピック・クリニックで、日本人の参加者たちを指導した。
ドリブルする子供たちに声をかけるショーン・マリオン
クリニックを終えたディケンベ・ムトンボが子供たちとハイタッチを交わす
午後になると、ラプターズの選手たちが登場。セルジ・イバカは、タイトルを守ることについて聞かれると、強い口調で反論した。
フードをかぶったまま取材に応じるスペイン出身のセルジ・イバカ
「俺たちはタイトルを守るわけじゃない。今年もタイトルを獲ることにチャレンジしていくんだ」とイバカは笑顔を見せながらも、強い口調で答えた。
昨季、チームのエースとして活躍したカワイ・レナードが移籍して抜けた穴についてはパスカル・シアカムが語った。
笑顔で記者の質問に答えるパスカル・シアカム。「なぜみんな裸足なんだ? ここが日本だから靴を脱いでいるのか?」と室内履きを用意していなかった記者たちを気遣った
「もちろん、レナードの抜けた穴を埋めないといけない。ただ、抜けたことによりほかのすべての選手のチャンスが広がることにもなる。みんな、チャンスを生かそうと目の色を変えているよ。自分はボールに多く絡み、リーダーとしての役割を期待されている。昨シーズンMIP(最優秀躍進選手賞)に選ばれ、自分の現在地がわかってきた。これからも焦らず、すべての面でレベルアップしたい」
2面を使ってシュート練習を行うラプターズの選手たち
取材を終えたラプターズの選手たちもシュート練習、ゲーム形式などを行った。両チームは明日10月8日(火)と10日(木)の19時から、さいたまスーパーアリーナで開催されるプレーシーズンマッチで激突する。
※トップ写真はゲーム形式の練習を行うヒューストン・ロケッツの選手たち
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