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2024-06-12

GHCヘビー級王者の清宮海斗が激怒「ゲイブ・キッドの汚い手を使って相手を振り向かせるスタイルは本当に気に食わない」【週刊プロレス】

NOAH6・9後楽園大会で激闘を繰り広げた清宮海斗とゲイブ・キッド

NOAH「ABEMA presents GRAND SHIP 2024 in YOKOHAMA」6・16神奈川・横浜BUNTAI大会で、GHCヘビー級王者として新日本プロレスのゲイブ・キッドを迎え撃つ清宮海斗に話を聞いた。ベルト強奪事件から先日のNOAH6・9後楽園ホール大会での大流血など、凄惨な戦いを経ての王座戦となるこの両者の因縁。はたして王者は何を思うのか(素材提供・NOAH)。

――6・16横浜BUNTAI大会で、ゲイブ・キッドとのタイトルマッチが決定しました。

清宮 もちろんベルトを盗られているんで。因縁がずっとあるので、ゲイブ・キッドを横浜BUNTAI、初防衛戦でしっかりとその因縁に決着をつけたいと思います。

――あらためて、ALL TOGETHER5・6日本武道館大会の試合後に襲撃されたことについてはどういった感情を抱きましたか?

清宮 いや、本当にムカつきますね。今こう冷静にしゃべっていますけど気持ちとしては本当にたかぶっていますし、ゲイブ・キッド…許せないですね。

――過去、オカダ・カズチカ選手との対戦時には“対新日本”というものを強く意識していたと伺いました。今回はいかがでしょうか?

清宮 あの時は新日本対NOAH。本当に新日本プロレスのトップ、そして自分もGHCのベルトを巻いて、団体を背負って闘うっていう意味合いもありました。もちろん新日本プロレスというのは常に意識しています。ただ今回はゲイブ・キッド、アイツを本当に制裁したい。そんな気持ちですね。

――やはりゲイブ・キッド選手には特別な感情がありますか?

清宮 特別な感情というよりは“なんなんだコイツは?”という怒りの感情ですね。(昨年7月の)G1 CLIMAXの会見から始まって。そこまで何もかかわりもなくて本当に眼中になかったんですけど、アイツが急に突っかかってきて。それからG1もそうですし常に奇襲ですよね、アイツのやっていることは。そんな汚い手を使って相手を振り向かせようとしている、そのスタイルっていうのは本当に気に食わないですね。徹底的にアイツを潰して、今回で完全決着をつけようと思ってます。

――ゲイブは、清宮選手に目をつけたのは過去の写真のポーズ(ゲイブいわく、柴田勝頼選手のポーズ)がきっかけだと言っていました。

清宮 完全なイチャモンにしか聞こえないですよね。もしかしたらそのポーズをやっていたかもしれないですけど、なんでそこでまず柴田選手の名前が出てくるのかも、僕よくわからないですし。

――ゲイブは柴田選手をリスペクトしていた、ということではないでしょうか?

清宮 うーん、でもアイツ今(柴田勝頼選手に対し)ボロクソに言ってますからね。

――ゲイブの発言では凄惨な試合になることも予想されます。

清宮 もちろんやれるもんならやってみろと思います。ゲイブのスタイルに対する作戦というのは練っているので。それは当日の試合を楽しみにしてください。GHCというのは“地球規模の崇高な闘い”というのが意味としてあって。そのGHC戦の厳しさというのを横浜BUNTAIでアイツにわからせます。

――新ユニット“ALL REBELLION”を結成しましたが、拳王選手とはどのような関係を築いているのでしょうか?

清宮 まぁちょっとね、面倒くさいなと思うところもありますけど(笑)。でもただ拳王とは自分がプロレスラーになって、9年間常に敵としても仲間としてもやってきたライバルなので。隣にいることはすごく心強いですし、これからはチームとして力を合わせてNOAHを変えていこうと思います。

――ALL REBELLIONで達成したい“革命”とはどんなことでしょう?

清宮 NOAHの選手たち、もっともっと自己主張できると思っています。特に若手はやっぱり元気ないなって思っています。他団体に行って戻ってくると、NOAHの若手ちょっと暗いなって思うところがありましたね。それは自分も含めてなんですけど。今までのNOAHって、あんまり明るさっていう部分はなかったと思うんですよ。若手はまだまだ技術だったり試合の戦績だったり、そういう部分で上の選手に敵わないのかもしれないですけど、いち選手として。個々いち選手なんだという部分をそれぞれが持っていけば、リング上にそれが出ると思っていて。普段から明るく前向きにやっていればリング上も絶対変わってくるし、コメントだって変わってくると思いますよね。まず一つは若手の勢い。若者がもっと下からガンガン主張して勢いを作っていく。それが絶対NOAHの未来になると思っているので。その勢いを自分が作ること。自分の姿を見て“清宮こんなことやってるんだ、おもしろいな、オレももっと気持ち出していいんじゃないか”って思えるような環境を作りたいですし、自分は今チャンピオンなので、自分がみんなのモデルになると思うので。“自分も変えていこうかな”ってそれぞれが思えるように自分が変えていきたいですね。

――その革命のためにもゲイブ戦は負けられない闘いになります。

清宮 そうですね。チャンピオンになって初の防衛戦なので。こんなに革命、革命って言って、じゃあ何をやってくれるんだって期待してくれているファンの皆さんに、それこそ笑顔になってもらえるような試合を見せて、NOAHを変えていきたいと思っています。

――では最後に一言意気込みをお願いいたします。

清宮 6月16日、横浜BUNTAIでゲイブ・キッドをぶっ倒して完全決着をつけます! 新しいNOAHをみんなで創っていきましょう!

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週刊プロレスNo.2305 (2024年6月26日号/6月12日発売) | 週刊プロレス powered by BASE

今週号の表紙はついに悲願の「スーパージュニア」初優勝したエル・デスペラードです。新日本の上半期総決算である大阪城ホール「DOMINION」は今年も注目カード目白押し。デスペラードvs石森のスーパージュニア決勝だけでなく、IWGP世界戦モクスリーvsEVILは大荒れの展開。ほかにもタイトルマッチ中心に巻頭から詳報。ドラゴンゲートは後楽園2連戦で年間最大イベント7・21神戸ワールドへ向けて急展開。初日にBen-Kが新ドリームゲート王者になると、2日目メインで箕浦との髪切りマッチを制したYAMAYOが挑戦に名乗り。その後の福岡昼夜大会での動きも含めてリポート。巻末言では斎藤了GMに話も聞いているので必読。全日本は松本&岐阜2大会を追跡。安齊vs鈴木の最後の三冠前哨戦、青柳のデビュー10周年試合、世界ジュニア戦など中心に詳報。NOAH後楽園ではGHCヘビー前哨戦で王者の清宮が大流血するなど大荒れ。Eita&近藤が王座奪取したGHCジュニアタッグ戦など注目カード中心にリポート。DDTは新宿で髙木三四郎が王者の上野勇希に挑んだ注目のKO-D戦。GLEATは名古屋ビッグマッチで団体の初の電流爆破やあの中嶋勝彦来場など動きあり。そのほかGLEAT&DDT後楽園、スターダム名古屋、東京女子・後楽園、アイスリボン川口、仙女・新宿など掲載。【注意】発送後の返品・返金は原則不可とさせていただきます。送料は無料ですが、第三種郵便での発送となります。約1週間でのお届けとなります。土日祝日の配送がありません。また、事前に購入されても発売日にお届けすることは、お約束できません。ご了承ください。

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