団体初のビッグマッチ7・13両国国技館に向け、勢いを増すロッシー小川新団体「マリーゴールド」。当サイトでは、5・20旗揚げ戦に向けてスターダム出身を中心にした6人と団体のエース、ジュリアがトークバトルをおこなったが、両国カウントダウンとしてアクトレスガールズ編がスタート!
その第2弾ゲストはCHIAKI(ちあき)。ジュリア曰く「歌舞伎町にいそう」なかっこいいビジュアルはある意味でアクトレスっぽくない。オンリーワンの存在になりそうな可能性を秘めるCHIAKIというレスラーはどのように生まれたのか。その外見とは裏腹に生真面目さも随所でにじみ出るトークバトルvsCHIAKI、前編をお届けします!

――ジュリアvs元アクトレス、トークバトル第2弾のゲストはCHIAKI選手です! なぜCHIAKI選手に白羽の矢を立てたんですか?
ジュリア「そりゃもう決まってるでしょ。控え室で近くにいたから!」
CHIAKI「(苦笑)」
ジュリア「私と対談して!って言ったら、OKくれたので」
CHIAKI「そういう感じだったんですか(笑)」
――ということで今回のゲストは…。
CHIAKI「CHIAKIでーす!」
――旗揚げ会見への乱入から数えると約2カ月。試合も6試合を経験しましたが、いろいろ話をする機会も増えたのでは?
CHIAKI「合宿もあったりして、ブッ飛ばしながら距離を詰めていった感じですかね。それがあったから、いまはもう急接近できたかなって。最初はガチガチでしたけど」
ジュリア「それはどういうガチガチ?」
CHIAKI「(ジュリアのことを)一方的に知っていたので。緊張というか、ガチガチだなって」
ジュリア「アハハ!なんとなく伝わってたよ(笑)でもそんなの関係ないと私は思うから」
――決起集会の時もジュリアさんからCHIAKI&松井テーブルに行ってましたよね?
ジュリア「行ってたっけ?」
CHIAKI「来てくれました!」
――ジュリアさんと奈七永さんが各テーブルを回ってる姿を見て、えらいなと思った記憶があります。
ジュリア「こう見えて人と話すの好きなんですよ、フフフ。でも正直いうと、CHIAKIとはいろいろ喋ってみたいなーと思ってて」
――それはなぜですか?
ジュリア「見た目がワイルドっていうか、他の人と違う雰囲気があるじゃない」
――アクトレスっぽくないですよね。
ジュリア「歌舞伎町で客引きとかしてそう(笑)ホラ、こういうのとか」
――腕に3つつけてる…数珠ですか?
CHIAKI「これはお世話になってる整体の人がパワーストーンとかもやってて。好きな石選んでよって言われて、黒とか青を選んだら作ってくれました」
ジュリア「へぇー。イカついの付けてるなーと思って。ヤンキーだった?」
CHIAKI「見た目はこんな感じですけど、ぜんぜんです(笑)」
ジュリア「人は見た目で判断してはいけない、だね。そういえば、ダンスやってたんだけっけ?」
CHIAKI「はい。ちょっとイキってました(笑)。ダンス自体は舞台の絡みで13歳から始めて。ダンスチームにも入ってましたね」
ジュリア「そうだったんだね。始めたきっかけは?」
CHIAKI「最初はバレーボール部にいたんですけど、ホントに馴染めなくて。ぜんぜんコミュニケーション取れなくて。根暗だったからなのか」
――いまは根暗感ないですけど?
CHIAKI「当時ヤバくて。イジメっぽいのもあったし、バレーボールって練習は2人1組でやったりするんですけど、誰とも組めなくてあぶれたり。部活辞めたくてオーディション応募したっていうのもありますね」
ジュリア「学校とは違う、新しい居場所を求めてたんだね」
CHIAKI「そうですね。ダンスをメインに、お芝居とかアクションとかやって」
ジュリア「いろいろあったんだね。でもさ、その経験があったから、きっと今があるんだろうね。なんかかっこいいよね。練習のとき、身体能力高いなって思って。なんかやってたの?』って聞いたら」

CHIAKI「ダンスですって。覚えてます」
――まんま!(笑)
CHIAKI「緊張してたので(苦笑)。最初の合同練習ですね」
――すでに6戦してますが、リング上に関してはどうですか?
ジュリア「旗揚げ戦はMIRAIとシングルって聞いていいカードだなって思ってたんだよね。少しタイプが似てるというか。試合を見て印象はまた変わったんだけど、その後も興行全体で見たとき、なんかCHIAKIは印象に残るんだよね」
――なぜですか?
ジュリア「舞台をやってたからなのかな、リング上のCHIAKIの声は、特によく響いてた。声でてる選手はやっぱり見てて気持ちが良い。ボーイッシュな見た目も、入場で出て来た瞬間、他の選手たちとはまた違う華があって磨いていけばもっとカッコよくなるだろうなって。どんどん存在感出してって欲しいと思ってね」
――アクトレス出身の6選手では異色な感じもしますし。
CHIAKI「ありがたいですね。異色っていうのも個性があるというか、違う色が出せてるからだと思いますし」
ジュリア「ただ闘えばいいわけじゃないじゃないですか、プロレスって。自分のリアルな感情を思い切り表現した上で、舞台やダンス、アクトレスでやってきた事を強みにしてもらえればなって」
――表現力とか魅せる要素も大事になってきます。
ジュリア「そうそう。ここから、自分の本当の感情が乗っかるようになったらもっと伸びるハズだから。元々表現が得意なんだから、すごい楽しみだなって」
――旗揚げ戦でMIRAI選手とのシングルが組まれること自体期待の表れですよね。
CHIAKI「ビックリしました。嬉しかったですけど、最初は不安が大きすぎて。プロレスラーを相手にしたことなかったので。旧アクトレスでギリギリデビューしたので、元々はプロレスラーとしてデビューはしたんですけど、アクトレスの相手だったので。がっつりのプロレスラーと試合するというだけで、汗かきましたね。カード見て、もうやるしかないなって」
ジュリア「でも試合中、楽しそうだったね。2人とも」
CHIAKI「アクトレスにいた時からプロレスラーになりたい、プロレスラーとしての評価を受けたいっていう気持ちがあったので。やっとそれがかなったというか。プロレスラーCHIAKIになれたっていうか。これを望んでた!って思いました、旗揚げ戦が終わって。アクトレスガールズのCHIAKIが自分のなかでしっくりきてなかったので」

ジュリア「やりたかった事がまずひとつ、叶えられたんだね。プロレス好き?」
CHIAKI「はい。大好きになりました。アクトレスの時は、舞台の役としてリングで試合シーンがあるっていうところから入ったんです。もともと、お芝居のためにプロレスの練習をしていたんです。でも、(勉強のために)プロレスラーの試合をみるようになって。YouTubeでなんでも見てました。スターダムとか」
――ジュリアさんの試合も…?
CHIAKI「もちろん」
ジュリア「ほーう!」
CHIAKI「かっこいい系の選手は特に見ていたので」
――ジュリアさんはかっこいいですもんね!
CHIAKI「はい」
ジュリア「嬉しいね、ありがとう」
CHIAKI「巡り巡って、同じ団体になれるなんて思ってもみなかったですけど。コスチュームの参考にもさせていただきましたし」
ジュリア「私、ビックリしたんだけどさ、見て!(※CHIAKIのスマートフォンの待ち受け画面がジュリアの画像になっている)」
CHIAKI「アハハ!」
――どういうことなんですか?ジュリアさん推しってことですか?
CHIAKI「戒めです」
――戒め?
CHIAKI「新木場終わりのタイミングで変えたんですけど、ある約束をして。両国までに肉体改造をやれと。ジュリアさんは腕を治すから、私は肉体改造をするっていう約束をして」
ジュリア「朝から晩まで、常に私に見張られてるっていうことか(笑)この前その待ち受けに気付いてビックリしたんだよ…!」
――なるほど!…にしても、強烈ですね(笑)
CHIAKI「朝ばっちり目覚められます(笑)」
ジュリア「旗揚げから二戦目の新木場の時だったかな。CHIAKI、いいじゃん!って思ったんだよ。思ったんだけど、同時におなかに目がいっちゃったんです。確かに一緒にゴハン食べに行った時、部活帰りの学生かよっていうぐらい、お茶碗5杯ぐらい食べてて。元気やなぁ、よう食うなって思って」
――育ち盛り!
ジュリア「たくさん練習して、たくさん食べるのは元気な証拠。全然いいんだけど、その分体型も気をつけないとさ。私たち人に腹を見られる商売だから(笑)。既に見た目やオーラはかっこいいから、そこが引き締まるだけでもっとかっこよくなるなって。女子ファンとかもっと増えるだろうなって」
CHIAKI「はい、なのでお腹すいたなぁって時にこれ(ジュリアの待ち受け)を見て」

――実際、肉体改造には着手してるんですか?
CHIAKI「炭水化物を抜いたり。ごはんもお茶碗1杯ぐらいにしてますし」
ジュリア「私もいろんなダイエットとか肉体改造とかやってきたな…十代の頃は70キロ代まで太ってたんだよ。15、6歳ぐらいの時がピークだったかな。その後もダイエットとリバウンドを繰り返した時期がたくさんあって。プロレスラーになって、パーソナル通って、ボディビルダーやアスリートの人からいろいろ教えてもらって。とにかく言えるのは、炭水化物を抜くとソッコーで痩せるせど、筋肉が落ちるしちょっと食ったらリバウンドする。大事なのは何を食べるか、どういう栄養素を取るか」
CHIAKI「まったく気にしてなかったので」
――ごはんをお茶碗5杯食べれるのもすごいですけどね(笑)。
ジュリア「私も太ってた時ってパスタ1キロとか食べてたよ、リコッタチーズたっぷりの。レストランやってたから賄いとして、自分で作って」
CHIAKI「1キロ食べれたんですか?」
ジュリア「ペロッだよ。毎晩。…今はもう無理だな」
――両国まであと1カ月です。
ジュリア「体重とか数字よりも、見た目が変わればいいのかなって。技とか動きとかと比べて、一番変化させるのが簡単なのは見た目だから」
CHIAKI「やったります!」
――1カ月前、石川(奈青)さんともこんな話をして、旗揚げまでにちゃんと仕上げてきましたもんね。
ジュリア「ね。あれを見ると、言った自分も頑張んなきゃな!って思わされるよね。私は今は骨くっつけるために好き勝手食ってるけど。相乗効果!」
――CHIAKIさんは肉体改造、ジュリアさんは右腕を治すことが至上命令になるわけですね。
CHIAKI「ジュリアさんがケガされた時、リングから降りてきて『折れた…!』って言われたんです。アクトレス時代も含めて、そういうことが一度もなかったのでびっくりしました。でも、その後ジュリアさんは20分以上試合されて。スゲーな、超人だなって思いました。もし自分だったら、(試合を)止めはしないと思うんですけど、あそこまでやれるかなって思いましたね」
ジュリア「やれるさ!」
――いやいや、あれはそう簡単にできないですよ。
CHIAKI「自分もそう思います」
――折れた右腕でエルボー打って、メチャクチャ痛がってるのにもう一発エルボー打ち込んでましたよね?
ジュリア「アホだよね。そのあと自分で手首をかんでたのよ(笑)」
CHIAKI「違う痛みでごまかすために…」
ジュリア「うん。だけど何やってもイテェ…!って思って」
――橈骨が折れてるんだから、そりゃ痛いですよ…!
ジュリア「マジで痛かった。指の骨とかなら今までも折れたまま試合してたけど、今回はめっちゃ痛かった。だけどね、Sareeeにエルボーで負けたくないって思ったの。ホントに腕なんかどうなってもいいって気持ちで、あの時は」
――あれを見てジュリアさんは根っからのプロレスラーなんだなと思いました。絶対できないですもん…まぁ僕がリングに上がることはないんですけど。
ジュリア「あはは!」
CHIAKI「あの姿を見れたっていうのはすごい財産というか。その後の新木場(5・26)でボジラ戦だったんです。私も負けられないって。ボジラみたいな規格外の相手の技なんて、いままで一度も受けたことがなかったので」
ジュリア「自分は海外の大きな選手と対戦する経験はあったんだけど、ちょっと別物だったね。ボジラはまだ二十歳で、日本に来る前はまだ20試合ぐらいしかしてないらしくて。お父さんがレスラーだから教え込まれてはいると思うんだけど、まだかなり荒いよね。自分が対戦してきた大型の海外の選手たちはうまい人が多かったから、やっててしんどさと同時に楽しさもあって。ボジラはそういうのとは違って、段々イライラしてきた(笑)。ずーっとリングのなかにいるし、コイツ、タッチとか色々ルールわかってねーだろ!?て思った(苦笑)」
――いろんな意味で規格外ですよね。
ジュリア「こりゃ大変なシロモノだなって」
――小川さんもとんでもない選手を連れてきましたよね。
ジュリア「いやまあ、見てる分には面白いと思いますよ。ルールも分からない怪物がリングで好き勝手暴れるんだから。でもな、やるほうの身にもなってみろよって(笑)」
――180センチ、90キロって男子レスラーですよね(笑)。
ジュリア「そうだよ、男子のヘビー級に交じっててもおかしくないんだよ!」
CHIAKI「こわかったっすね、前夜寝られなかったっす(苦笑)」
※後編に続く

「MARIGOLD Summer Destiny2024」
★7月13日(土)東京・両国国技館(14:30)
▼ジュリアvsSareee
▼林下詩美vsイヨ・スカイ
〔チケット〕https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=50876
「Marigold Grand Opening Wars 2024」
★6月16日(日)愛知・名古屋国際会議場(13:00)
▼初代ユナイテッド・ナショナル王座決定トーナメント1回戦◎MIRAI vs青野未来
▼初代ユナイテッド・ナショナル王座決定トーナメント1回戦◎野崎渚vsボジラ
▼松井珠紗&CHIAKI vsマイラ・グレース&ゼイダ・スティール
▼桜井麻衣vs Sareee
▼林下詩美&天麗皇希vs翔月なつみ&石川奈青
▼3WAYマッチ◎後藤智香vsビクトリア弓月vs南小桃