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2024-12-30

アントニオ猪木がレスラー人生初のシングル王者に輝いた日【週刊プロレス】

USヘビー級王者時代の猪木

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「週刊プロレス」40周年を記念し、70年以上に及ぶ日本プロレス史を彩ったチャンピオンたちの足跡と記録を一挙掲載した決定版書籍『日本プロレス歴代王者名鑑 ヘビー級シングル編3』(ベースボール・マガジン社)が好評発売中だ。

 力道山の死後、海外武者修行を経て、日本プロレスを飛び出したアントニオ猪木は1966年10月12日、23歳の若さで東京プロレスを旗揚げ。東京の旗揚げ戦で、初来日の超強豪ジョニー・バレンタインと歴史的大死闘を繰り広げた(猪木のリングアウト勝ち)。

この結果を不服としたバレンタインは、持参したUSヘビー級ベルトを懸けて10月25日・仙台で防衛戦を敢行し、猪木と60分時間切れ引き分け。猪木にとっては、レスラー人生初の60分フルタイム戦となった。

11月19日、大阪球場のビッグマッチで再びタイトルマッチで激突。猪木は1本目、ドロップキック2連発を叩き込み、わずか15秒で速攻フォール。2本目をバレンタインのアームロックで奪われたものの、3本目に必殺のコブラツイストを決めてUSヘビー級王座奪取。猪木にとってレスラー人生初のシングル王座獲得、国内における初の王座戴冠という記念すべき日となった。

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