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2022-09-30

9月30日は“馬場正平&猪木完至デビュー”の日!【週刊プロレス】

左が馬場のデビュー戦、右が猪木のデビュー戦

1960年9月30日、日本プロレス台東体育館大会で馬場正平(のちのジャイアント馬場)と猪木完至(のちの猪木寛至、アントニオ猪木)がデビューした。

両者は同年4月11日に日本プロレスの都内・人形町「プロレス・センター」で初対面。後年、馬場と猪木は「同日入門」と報じられて定説となるが、すでにブラジル・サンパウロで入門を許可された猪木が「数日、早かった」というのが史実として正解。同日、2人はマスコミに紹介された。

デビュー当日は日本ライトヘビー級王座決定戦(トーナメント)があったこともあり、2人はデビュー戦であるにもかかわらず、先輩を差し置いて7試合目、8試合目という破格の特例扱い。

第7試合に出場した猪木は大木金太郎に逆腕固めで敗北。当時のリポートには「柔軟な巨体で大木を攻めたが、いま一歩のところで大魚を逸した」と書かれている。

一方の馬場は第8試合で田中米太郎に股裂きで勝利を収めた。当時のリポートには「苦戦するものと予想されていたが、馬場はその体格にものをいわせて田中を圧倒」と伝えられ、最後の股裂きについて「新人とは思わぬ豪快な決め技」と称賛されている。

両者はタッグ結成を経て、1972年に猪木が新日本プロレス、馬場が全日本プロレスを旗揚げ。闘魂と王道という日本プロレス界の礎を築いていった。

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