アメリカンフットボールの世界最高峰、米プロフットボール・NFLは現地1月18・19日(日本時間19・20日)、NFC、AFC両カンファレンスのデイビジョナルプレーオフが行われた。第59回スーパーボウルを目指す戦いは、4チームに絞られた。
AFCは、NFL史上初のスーパーボウル3連覇を目指すカンザスシティ・チーフス(レギュラーシーズン15勝2敗、第1シード)がヒューストン・テキサンズ(同10勝7敗、第4シード)を破った。バッファロー・ビルズ(同13勝4敗、第2シード)は、ボルティモア・レイブンズ(同12勝5敗、第3シード)に競り勝った。
NFCは、デトロイト・ライオンズ(同15勝2敗、第1シード)が、ワシントン・コマンダーズ(同12勝5敗、第6シード)に敗れる波乱。フィラデルフィア・イーグルス(同14勝3敗、第2シード)は、ロサンゼルス・ラムズ(同10勝7敗、第4シード)に辛勝した。
この結果、1月26日のカンファレンスチャンピオンシップは、AFCがチーフス対ビルズ、NFCがイーグルス対コマンダーズという組み合わせ(前者がホーム)となった。


ワシントン・コマンダーズ○45-31●デトロイト・ライオンズ
(2025年1月18日 フォードフィールド、ミシガン州デトロイト)
初のスーパーボウルを目指したNFC第1シードのライオンズが、プレーオフ初戦で散った。2QにライオンズQBジャレッド・ゴフがパスをインターセプトされてリターンTDを喫する。ゴフは前半終了間際にもTDを狙ったパスをエンドゾーン内でインターセプトされた。後半、ライオンズが立て直して28-31と3点差で迎えた、4Q冒頭のコマンダーズのオフェンスで痛恨の反則が出た。ゴール前4thダウンギャンブルの場面で、ライオンズディフェンスが交替違反のペナルティ、フィールド上に12人がいたため、オートマチックファーストダウンとなってしまう。ここでコマンダーズにランTDを許したライオンズは、焦りが出たのか、次のオフェンスでスペシャルプレーを狙ったが、WRジェイミソン・ウィリアムズのパスがまたしてもインターセプト。コマンダーズはこのチャンスでもTD、リードを3ポゼッションとして、試合を決めた。ライオンズは5ターンオーバー(4インターセプト、1ファンブルロスト)で、自滅した格好となった。

フィラデルフィア・イーグルス○28-22●ロサンゼルス・ラムズ
(2025年1月19日 リンカーンフィナンシャルフィールド、ペンシルバニア州フィラデルフィア)
雪の中、イーグルスが5QBサック、ラムズが7サックというハードなディフェンスの戦いとなったが、3本のビッグプレーでランTDを奪ったイーグルスが逃げ切った。イーグルスはファーストドライブで、QBジェイレン・ハーツが44ヤードのランTDを奪った。ラムズはQBマシュースタフォードが、TEタイラー・ヒグビーにTDパスを決めたが、イーグルスはRBサクオン・バークリーが62ヤードのTDランで再びリードを奪った。その後両チームのディフェンスがTDを許さなかったが、3Q終盤にはラムズディフェンスがQBハーツをエンドゾーン内でサックしてセーフティー、1点差に詰め寄った。しかし、イーグルスはここから地力を発揮した。Kジェイク・エリオットの2FGでリードを再び7点とすると、4Q残り4分でRBバークリーが78ヤードのTDラン。ラムズを突き放した。ラムズはその後スタフォードがTDパスを決めたが、反撃はそこまでだった。

バッファロー・ビルズ○27-25●ボルティモア・レイブンズ
(2025年1月19日 ハイマークスタジアム、ニューヨーク州バッファロー)
打倒チーフスを掲げ、激突した両雄の対戦は、キープレーヤーのミスが勝敗を分けた。ファーストドライブは、レイブンズがパス、ビルズがランでTDを奪う互角の展開。しかしその後、レイブンズはQBラマー・ジャクソンにミスが出る。2度目のオフェンスシリーズで、インターセプトを喫し、ここはディフェンスが、ビルズオフェンスを抑えたが、次のオフェンスでは、QBサックのシチュエーションで、無理に頑張ってファンブルロスト、大きくリターンされる、ビルズはこのチャンスでQBジョシュ・アレンがランTD。ビルズは前半にもう1TDを加え、21-10で後半へ折り返す。レイブンズは後半、RBデリック・ヘンリーのランで立て直し、2点差に迫ったが、4Qにチームで最も信頼の厚いレシーバー、TEマーク・アンドリュースがファンブルロストをしてFGに繋げられ、リードを8点差とされる。4Q にQBジャクソンのパスでTDを奪ったレイブンズは、2ポイントコンバージョンで同点を狙った。しかし、TEアンドリュースが、痛恨の落球。2点差は縮まらなかった。

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