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2025-02-22

荒井優希に運命の巡り合わせ。東京女子3・16大田区で里村明衣子と一騎打ち!【週刊プロレス】

2・22両国KFC大会の前説でも意気込みを語った

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東京女子2・22両国KFC大会の前説に荒井優希が登場し、3・16大田区でのビッグマッチで里村明衣子とシングルマッチをおこなうことが発表された。両者は完全に初対決、さらに里村はプロレス引退を、荒井はSKE48からの卒業を控える場面。この一騎打ちに向け、荒井本人に話を聞いた。

――大田区で里村選手との一騎打ちが決まりました。

荒井 今回は団体からチャンスをもらった形で。自分から対戦したいって言っていたわけではなくて…むしろ、自分からそう言うのもおこがましいくらいで。何度も東京女子プロレスに参戦されている方でもないですし、自分がちょうど出ていない後楽園大会('24年10・6後楽園)に出られてて。なのでホントに生で見たかったなってずっと思ってたんですよ。その大会にさえもいれなかった…っていうのを配信を見てて思ったくらい遠い存在というか。当たり前なんですけど遠く感じてたので。自分が名乗り出ることもおこがましいというか。みんな闘いたい相手だと思うので。

――実際に後楽園の時の試合を配信で見ていかがでした?

荒井 里村さんもだし、里村さんが出てきた瞬間の場内の空気が変わったのをすごい配信でも感じたし。選手の目の色が違ったのもすごい印象的でした。

――里村選手が東京女子に参戦する機会もおそらくこれがラスト、しかもシングル…プレッシャーは相当なものだと思います。

荒井 はい、めっちゃあります…。私のことをこんなにボコボコにする山下さんがこんなに悔しい顔をしてるのってなかなか見れないから…じゃあ私はどうなっちゃうんだろうって(苦笑)。でも1カ月後に引退される方と闘うっていうのが…赤井さんの時も引退が決まってた上で初対戦だったんですね。その時に「もう1回やりたい」って思ってももうできない。悔しいの最上級って気持ちを味わっているので、今回は同じような気持ちになって終わりたくないっていうか。いままでって「また闘いたい」って言えるのが当たり前だったのが、赤井さんとの試合で覆された気がして。やっぱり里村選手も1ケ月ちょっとしかない状態でシングルなのでもちろん悔いは残したくないし、ちょうど3月も自分にとっては大事な時期だから。きっと自分にとっては一生残る記憶になるけど、里村選手にも忘れられない存在になりたいなってすごい思います。もちろん勝ちにはこだわります。

――お互いに得意技はカカト落とし(スコーピオライジング、Finally)です。

荒井 あれはなんか違った(笑)。同じカカト落としだとは思わなかったです…。あんなにおっきいのに飛んだりもできて、なんでこんななんでもできるんだろう?って。

――年齢的にもだいぶ離れています。

荒井 45歳…? 見えない! すごいなぁ。キャリアは…30年? 生まれてない(笑)。こわ!

――以前はアジャコング選手とビッグマッチでシングルをおこないましたが、団体外のベテランとの試合は全然違う?

荒井 違いますね。ベルトを落としてから1回目のビッグマッチでもあるし、チャンピオンじゃない状態で挑めるビッグマッチも久しぶりなかんじで。

――里村選手から試合を通して学びたい、吸収したいことはあります?

荒井 後楽園の時の最後の言葉がすごい印象的だったんですよ。「東京女子は他とは雰囲気が違うって言われてるけど、リングに上がったらみんな敵だから。闘いだから」みたいな。「闘い」ってワードは赤井さんにもめっちゃ言われてて。闘いだからって。自分の中でも分かってはいるけど、東京女子プロレスの選手はあんまり言葉に出さないじゃないですか。内に秘める思いはみんなありますけど。

――自分に自信がないと言えない言葉です。

荒井 言えないですよ(笑)。だからやっぱり、そういう意味での里村さんの闘いを知りたいし、技とかももちろん吸収したいし。ここの先輩たちから学べることとは別のことがすごいあると思うから。1回だけなので、全部吸収できるものは吸収して。これからにつなげていけるように頑張りたいです。

――アイドル卒業も含め、3月は大きな転換点になりそうですね。

荒井 こんなハードな最後になるって思わなくて(苦笑)。全然知らなかったので、知った瞬間めっちゃ汗出ました。変な汗が…。やばい!って思って。

――10月の後楽園での言葉から、ファンのみなさんは山下選手との一騎打ちになると予想する人が多かったと思います。

荒井 みんな思いますよね。自分が一番思ってます、荒井でいいのかな?って。ホント偶然で、山下さんとかもみんなベルトに絡んでて…ラッキーとしか言いようがないタイミングで。

――今年1月にIP王座を落としてしまったことで今回のチャンスがまわってきた部分もありますね。

荒井 こういう巡り合わせだったって思って頑張りたいですよ。赤井さんとやった時の最後…「もうできないんだ」って思った気持ちの真相が分からないっていうか。それは勝てなかったからなのかもしれないじゃないですか。出し切れたとは思ってて、なのにこんなに後悔、モヤモヤが残るっていうのは…やっぱり勝てなかったからっていうのが大きいんじゃないかと思って。

――引退間近なので、おそらくもう二度と闘えないですからね。

荒井 それが一番モヤモヤの原因がしてて。だからやっぱり二度とその気持ちになりたくないから勝たなきゃいけない。そして勝ってプロレスラーになる。そのタイミングでもあるので。普通のプロレスラーになるんです。

――仮に負けたとしてもプロレスラーにはなりますが、勝ちにこだわりたいところです。

荒井 なるんですけど、順当にいくと(笑)。勝って、後悔なく、気持ちよく進みたいです。ちなみに今回が完全な初対面で、一目見れなかっただけで後悔するくらいなので。さすがに知ってるじゃないですか、見たい人生だなって思ってすごい遠巻きで見てた。だって配信で見てたんですよ? そんな人とリングで会える…世界で会えること自体にもビックリ。リングで会う人生だとは思わなかったから。すごいめぐまれてるなって思うので最大限にチャンスを生かして頑張りたい。大田区に向けてカカトを磨いておきます!

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