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2025-03-09

【マリゴ飲みトーーク!】林下詩美&桜井麻衣、赤白王者そろい踏みでマリーゴールドの未来を語る&ぶっちゃけまくる!【週刊プロレス】

マリーゴールド・ワールド王者・林下詩美(=写真左)とユナイテッド・ナショナル王者・桜井麻衣(=写真右)

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“深紅のベルト”マリーゴールド・ワールド王者・林下詩美と”純白のベルト”ユナイテッド・ナショナル王者・桜井麻衣が飲みトーク! 

女子プロレス団体「マリーゴールド」は、昨年4月の旗揚げ会見から間もなく1年を迎える。そこで週刊プロレスでは赤白王者対談を企画し、2344号に掲載された。関係性をたどればスターダム時代にさかのぼる2人だが、一緒に食事したことはないことが対談中に判明。そこで当サイトで赤白王者対談のB面として、”マリーゴールド飲みトーーク!”を開催。間もなく2年目に突入する女子プロレス黄金のは花園を盛り上げるべく、ワールド王者・詩美とUN王者・桜井が忌憚のない意見をぶつけ合った。
乾杯した詩美と桜井
 ――週刊プロレス2344号でワールド王者・詩美さんとUN王者・桜井さんの王者対談が実現。そのなかで桜井さんから「詩美さん今度ゴハン行きましょう!」と呼びかけて、詩美さんも「ぜひ」と呼応。ということで赤白王者対談のB面をお届けします! 

詩美 よろしくお願いします。

桜井 こちらこそお願います! じゃあカンパーイ!

詩美 カンパイ!

――さっそくですが、2人で飲みに行くのは初めてだと。選手たちでゴハンとか飲みに行ったりするんですか?

詩美 ある人はあるんでしょうけど、私はそういうの誘えないんです。

桜井 なんでですか?

詩美 後輩とかに「わ、誘われちゃった、ダル…」とか思われたくないので。向こうから「ゴハン行きたいです!」って言われたらナンボでも行くけど、私、シャイなので。

桜井 逆に後輩から先輩を誘うのって「いいのかな?」って思う部分もありますけど…。

――詩美さんに関しては後輩からでも誘っていいと?

詩美 はい。予定がなければ全然いつでも。私、何かの待ち時間に弓月と一緒に喫茶店入るぐらいなので。

桜井 今後は遠慮なく詩美さん誘います(ニッコリ)

詩美 いつでも。こっちから言えないので、シャイだから。
肩を組んでポーズを決めた詩美と桜井
――詩美さんはいま深紅のチャンピオンです。シャイを取っ払って、誘ってみてもいいんじゃないですか?

詩美 ドンドン連れていきたい気持ちもあるんですが、なにゆえシャイなので。

――なるほど(苦笑)。では、もしゴハンに行くとしたら、全員でいくぞ!みたいなのと、3~5人ぐらいのほどよい人数、どちらが良いですか?

詩美 話をするならあんまり大人数じゃないほうが良いかもですね。

桜井 私も人見知りなので、あんまり大人数じゃないほうが。

――意外だったんですが、桜井さんも人見知りなんですよね。

桜井 めっちゃ人見知りです。だから弓月みたいに自分からグイグイ来てくれる後輩のありがたみを感じます(笑)。

――そんなマリーゴールドは昨年5月に旗揚げ。選手&スタッフによる4月の初顔合わせから数えると、間もなく1年が経ちます。

詩美 ありましたね、顔合わせ。

桜井 もう1年。そう考えると早いですね。

詩美 濃かったよね。

桜井 はい。想像はしてたけど、団体を創り上げるってホント大変だなって。

詩美 目に見えない部分で(大変だった)。統率の取れてなさがあったり、新しいことへのバタバタ感があったり。ここでは言えないこともいっぱいあったり。大変でしたね。

桜井 書けないことと言えば、旗揚げ前に……(過激な発言が続いたため以下自粛)。ホント最低、私いつか本に書いてやる…!そういった意味ではマリーゴールドのスタッフさんやレッスルユニバースさんはとても心温かい人ばかりです。

詩美 桜井(苦笑)。

――さすが闘う貴婦人(笑)。

詩美 (スターダム時代は)すごい静かな印象だったけど、桜井はめちゃめちゃ武闘派なんです(笑)。

桜井 武闘派(苦笑)。
週刊プロレス2344号に詩美&桜井の対談が掲載された
――先日の対談の時、詩美さんも嫌われてもいいから厳しくいくと宣言していました。

詩美 はい。厳しくいく時は厳しくいかないと。愛着があるからこそ怒れますし、頑張ってる子にはより頑張ってほしいと思いますし。

――詩美さんから見て、頑張ってるなと思う選手は?

詩美 弓月と勇気(みなみ)ですかね。

――弓月選手はなんとなく予想できましたが、勇気さんも?

詩美 勇気は死ぬほど不器用なんですが、頑張ってはいると思います。以前、二人で話したことがあって。いまマリーゴールドにはグラドル出身が3人(勇気、咲村良子、橘渚)いるけど、勇気は2人より先にプロレスをやってる。アイドルでは負けてるかもしれないけど、プロレスでは頑張って、先を行ってるところを見せないといけないって言っていて。そういう気持ちを聞いて、ちゃんとプロレスに対して考えてる子なんだなと。ハッキリ言ってまだまだなんですけど、繰り返し練習してる姿を見ると頑張ってるなって。そういう姿勢を見せてくれる子は頑張ってほしい。上がってくれたらうれしいなと思いますね。

――2・7新宿大会で勇気選手と対戦。その試合後、詩美選手は「マリーゴールドの新人王はこんなレベルなの?」と厳しい言葉を投げかけていましたが、そんな背景があったんですね。

詩美 はい。だから(勇気には)頑張ってほしいですね。

桜井 (器用にホッケを食べる詩美を見ながら)詩美さん、魚の骨取るの上手ですね(笑)。

詩美 骨取りマスターと呼んでください。引退したらこれで食べていこうかなと。

桜井 詩美さん(笑)。でも詩美さんはすごく優しいなって思いました。個人的な意見ですが、勇気は頑張ってはいると思うんですけど、でもまだ全然足りないって思います。うちはまだ道場がないので、練習時間がとても限られている。道場以外に自分でどこかへ練習に行ったり、家でエルボーの自分のフォームを鏡で見てみたりとかそういう事までして欲しい。

――プラスアルファが欲しいと。

桜井 はい。あとガムシャラ感っていうか、例えば若手同士で『この人にだけは負けたくない…!』みたいなギラギラも感じられない。私が感じ取れてないだけかもしれないけど、もし負けたくないと本気で思ってたら、そういう子は成長スピードがもっと早いと思うんです。時代的に平和に仲良くやっていくのもいいのかもしれないけど、プロレスラーなんだから『この人にだけは負けたくない!』っていう気持ちがないとダメだと思う。プロレスって勝負の世界だし、闘いなので。今以上にもっとホントの本音を出していいって思います。対戦する意味を選手当人同士が見出せないのに戦ったって、お客さんはその対戦カードに興味持たないと思うんですよ。

――試合にせよ、舌戦にせよ、本音や本気が感じられたほうが確実におもしろいですからね。

桜井 そう思います。最初は私もどこまで言っていいのか迷いましたけど、ある時期から言っていいんだって思うようになったし、言ったほうが、自分にも責任感が生まれるから良い試合になる気がする。
マリーゴールドで2人が純正タッグを組んだのは2024年6・29仙台の一度だけ(6人タッグなど複数hあり)
――ちなみに桜井さんは後輩とゴハン行ったり、飲みに行ったりは?

桜井 飲みには行かないですね、人見知りなのもあって。私も弓月とたまに試合後にゴハン行くくらい。

――深紅の王者も純白の王者も(苦笑)。

詩美 でも、マリーゴールドにいまは要らないかなと。

――その心は?

詩美 それをやって何か得るものがあればいいんですが、やってもただの飲み会で終わりかなと思うので。すぐ帰りますよ、私は。

――逆にいまのマリーゴールドに何が必要だと思いますか?

詩美 練習。

桜井 あとは闘う気持ちと向上心。圧倒的に足りないと思います。

――なるほど。

桜井 アオリからもそれを感じるんです。

詩美 どういうこと?

桜井 例えば私が本音をぶつけてもスカされるというか。私は気持ちをぶつけ合いたいのに、スカされたらそれで終わりじゃないですか。なんで逃げるの?って。私の言葉にイラついたならイラ立ちを伝えてほしい。本音を出すからお客さんも興味を持ってくれるんじゃないの?と私は思います。上辺だけの言葉は見透かされてしまうし、それだと人の心にも響かないですよ。

詩美 大事なことだよね。みんながみんな会場に来れるわけじゃない。もちろんリングの上も大事。SNSも大事。(戦前のアオリ次第では)『タイトルマッチやるんだ、その日は仕事だから行けないけど、おもしろそうだからユニバース見ようかな』っていう人も出てくるかもしれない。私もSNS得意じゃないけど、SNSも頑張ってやろうと思ってるし、こういう取材で発信していくのも大事だと思うし。SNSって自撮り載っけて、告知するためだけのツールじゃないんだから。
2人は大いに語り合った
――蛇足ですが、SNSの使い方みたいなものは団体なり先輩から教わるものなんですか?

詩美 やっちゃダメなことと、こうしたほうがいいみたいな簡単なことは教わりましたけど、基本的には個人だと思います。自撮りだけでも全然いいとは思うんですけど、私たちはプロレスラーなので、プロレスを見せなきゃいけない。お金を払って見に来ていただけるだけのものを。

桜井 意識を変えていくしかないんですよね。

――おふたりがみんなのケツを叩いて?

詩美 ケツを叩いて変わるぐらいなら、とっくに変わってると思いますよ。

――手厳しい…!

桜井 デビューしたばかりの子たちはいろいろ教えて、考え方を植え付けていくだけで全然変わっていくと思うんです。でも、デビューから時間が経ってる人の思考回路を変えるってかなり難しいと思います。

詩美 (いろんな部分で)底上げしていきたいですね。ただ、私とは育った環境が違いすぎて、私はとにかく練習してたから……こんなこと言うの老害みたいですごくイヤなんですけど、私はホントに朝から晩まで道場にいたので。

――比喩ではなく、ホントに朝から晩までいたんですか?

詩美 いましたね。まだマリーゴールドには道場がないのであれなんですが、(スターダムに入門した頃の)自分は同期がいなかったので朝早く道場に行って、午前中は一人で筋トレ中心にやって。そしたら先輩が来てくれるので、リング練習やって。夕方になると学生の人たちが来て、みんなで練習やって、(寮に)帰ったら大会の準備してみたいな。学生練習は参加しなくてもよかったんですけど、私は一日でも早く上に行きたかったので。そのぐらいの気持ちが欲しいなとは思ってしまいます。

――向上心をみんなに持ってほしいと。

詩美 そうですね。みんなが同じ方向を向ければ一番ですけど、それぞれ考え方も違うから、そういうわけにもいかないというか。

――十人十色という言葉があるぐらいですからね。

桜井 最低限の基礎ができてないと自分が困る、他人にも迷惑がかける、ケガの可能性も出てくる。いまは欠場中もお給料が出てるかもしれないけど、私たちはプロだから結果を出せなければクビを斬られてしまう可能性だってある。お客さんを呼べなければ団体がどうなってしまうのかちょっと考えれば……めっちゃ本音で喋ってるんですけど、大丈夫ですか、これ?(苦笑)

詩美 そういう夜があってもいいと思う(笑)。

――飲みましょう!

桜井 はい(笑)。
3・9名古屋で詩美はスーパーフライ級王者にして、姉妹タッグのパートナー、弓月と一騎打ちをおこなう
「Marigold Spring Victory Series2025」
★3月9日(日)名古屋・中日ホール(14:00)
◆スペシャルシングルマッチ◎桜井麻衣vsMIRAI
◆スペシャルシングルマッチ◎林下詩美vs ビクトリア弓月
◆青野未来&翔月なつみ&後藤智香&山中絵里奈vs野崎渚&CHIAKI&松井珠&メガトン
◆ボジラvsリアラ
◆石川奈青&瀬戸レアvs勇気みなみ&咲村良子
※当日券は12時30分より発売開始。詳報は週プロモバイルにて。

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