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2025-06-16

25年前の6月16日に全日本退団の三沢光晴ら25選手がNOAH設立発表【週刊プロレス】

旗揚げ会見の模様

2000年6月16日、東京・ディファ有明で三沢光晴が会見をおこない、新団体「NOAH」の設立を発表した。

会見に出席したのは全日本プロレスを退団した以下の24選手。

三沢光晴
百田光雄
小橋健太(現・小橋建太)
田上明
秋山準
大森隆男
髙山善廣
小川良成
ラッシャー木村
永源遙
菊地毅
本田多聞
井上雅央
浅子覚
泉田純
垣原賢人
志賀賢太郎
金丸義信
森嶋猛
橋誠
丸藤正道
池田大輔
力皇猛
小林健太(現・KENTA)

練習生の杉浦貴、レフェリー&リングアナウンサー6名も追随した。全日本に残った日本人選手は川田利明、渕正信、馳浩の3人だけだった。

三沢は会見で「約1年間、代表取締役としてがんばってまいりましたが、全日本プロレスが持つ伝統と、私がこれからやろうとするプロレスの間にギャップを感じ、このままでは私の理想とするプロレスを貫き通すには、(ジャイアント)馬場さんが作った全日本プロレスのプロレスらしさを壊してしまうんじゃないかと思い、退団を決意しました」と経緯を説明。NOAHは同年8月5日にディファ有明で旗揚げ戦をおこない、一時は“プロレス界の盟主”と呼ばれるほど隆盛を誇った。

それからNOAHは2009年の日本テレビ地上波TV消滅、三沢の急死、2013年の小橋引退、秋山&潮崎豪ら大量離脱、2017年から度重なる運営会社の変更などの荒波を乗り越えて、今年25周年イヤーを迎えた。旗揚げメンバーで現役選手は丸藤&杉浦だけになっていたが、今年になってKENTAが再入団。近年、清宮海斗、拳王らの活躍で上昇気流に乗り、今年1・1日本武道館でキャリア2年4カ月のOZAWAがGHCヘビー級王座史上最速戴冠を果たすと、驚異的な身体能力と常人では考えられない言動で団体をけん引している。

25周年イヤーは後楽園ホール大会で超満員札止めを連発。5月の両国国技館も4521人を動員して今年のプロレス界で大きな話題となっている。6月21日の「プロレスリング・ノア25周年記念大会 MEMORIAL VOYAGE 2025 in OSAKA」では丸藤&KENTAが2年半ぶりに復活し、清宮&拳王組と激突。7月19&20日には「プロレスリング・ノア25周年記念大会 NEW DEPARTURE」後楽園ホール2連戦を予定している。プロレス専門誌「週刊プロレス」では7月下旬に「NOAH25年史」の発行も決まり、その勢いはとどまるところを知らない。

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