
カナダのプロフットボールCFL(カナディアンフットボールリーグ)は、3月12日(日本時間3月13日)、今月下旬にカナダ・トロントで開催予定だったグローバルコンバインの本選を中止することを決めた。ランディー・アンブロージーCFLコミッショナーの声明文として発表した。
新型コロナウィルスによる感染症の世界的拡大が理由。
同コンバインは、米国以外の海外選手を対象に、今月26~28日にトロントで開催される予定だった。日本からはRB李卓(オービックシーガルズ)、OL町野友哉(京都大学OB)、WR近江克仁(IBMビッグブルー)、DL高谷亮太、LB山岸明生(いずれも富士通フロンティアーズ)、K山崎丈路(エレコム神戸ファイニーズ)の6選手が参加予定だった。また、CFLは自国の選手を対象とするナショナルコンバイン(今月13日と20日)の中止も発表した。
アンブロージーコミッショナーは声明文の中で、
We want the young athletes involved to know that despite this delay their dream remains very much alive and we will use every other possible tool at our disposal to evaluate them fairly prior to our Global Draft (April 16) and National Draft (April 30).
「この遅れにもかかわらず、我々は、若いアスリートたちに、彼らの夢が、今も生き残っていることを知ってもらいたいと考えている。我々は他のあらゆるツールを使用して、グローバルドラフト(4月16日)とナショナルドラフト(4月30日)の前に、彼らを正当に評価する」としており、CFLの9チームは、日本や欧州各国で行われたコンバインの結果をもとに選手を指名することになりそうだ。
グローバルドラフト会議と、通常のCFLドラフト会議は、現段階では予定通り開催される。日本からの6選手を含む、グローバルコンバインへの招待選手は、グローバルドラフトの対象となる。【小座野容斉】

CFLに挑戦するRB李卓=撮影:小座野容斉

CFLに挑戦するWR近江克仁=撮影:小座野容斉

ランディー・アンブロージーCFLコミッショナー=撮影:小座野容斉
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