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2025-08-06

【マリーゴールド】桜井麻衣の初凱旋興行8・16千葉・市川にひめかさんが来場!いま明かされる2人の深イイ関係性~特別対談前編【週刊プロレス】

桜井とひめかさん(写真左)。桜井凱旋興行8・16市川を前にスペシャル対談が実現した

“リングの超貴婦人”桜井麻衣にとって初の凱旋興行となる8・16千葉・市川大会に、2023年5月に現役引退したひめかさんの来場が決まった。「いまの自分があるのはひめかさんのおかげ」と語る桜井。公の場では明かしてこなかったが、桜井がスターダム入りした時も、苦悩したジュリア日本ラストマッチの時も、かげながら貴婦人を支えたのはひめかさんだった。恩人と慕う後輩のためにマリーゴールド8・16市川に足を運ぶことを決めたひめかさんと桜井のスペシャル対談をお届けする。
話が弾みまくった桜井とひめかさん
――桜井さん初の地元凱旋興行8・16千葉・市川大会へのゲスト来場が決定! ということで、ひめかさんです!

ひめか わー、ありがとうございます(笑)。

桜井 こちらこそありがとうございます! いまの自分があるのはひめかさんのおかげなので、初めての凱旋っていう大事な大会にはやっぱり来ていただきたいなと思いまして。

――失礼ながら、桜井さんがひめかさんにそこまで強い思い入れを持ってるとは知りませんでした。

ひめか 私も麻衣ちゃんからお話をもらった時、舞華とか友だちに話したんです、そしたら「え、なんで?」「そんな関わりあったっけ?」って言われて。ジュリアさんと麻衣ちゃん、私は舞華と一緒にいるイメージが強かったからか、自分と麻衣ちゃんは(関係性が深い印象が)あんまりないんだと思います。

桜井 さっきも言いましたけど、ひめかさんのおかげなんです、いまの自分があるのって。

――どういうことですか?

桜井 まずスターダムに入る時、小川さんを紹介していただいたのがひめかさんなんです。

――黒幕…!

ひめか 言い方(苦笑)。

桜井 ふふふ、でも、それがあったからスターダムに入ることができたし、ジュリアさんとも出会えたり。ホントにひめかさんのおかげなんです、現在があるのも、いろんな人とご縁が生まれたのも。

――お二人はアクトレスの先輩後輩になりますよね?

ひめか でも、麻衣ちゃんのデビュー戦から、1カ月ぐらいで私はバイバイしちゃったので。かかわりっていうかかわりはなかったかな。

桜井 私は優しい先輩っていうイメージでした。

ひめか そんな麻衣ちゃんから急に連絡がきて。「(スターダム移籍を)考えてるんですけど、どう思いますか?」って。

桜井 当時(アクトレスが)プロレス団体じゃなくなるってなった時、私はプロレスやりたいと思って。スターダムが一番バチバチやってたし、そういうプロレスやりたいなって。かかわりはそんなになかったかもしれないけど、相談できる人ってひめかさんしかいなかったので。

――いわば関係性の薄い後輩から、大事な相談をされたと。お茶を濁すこともできたと思うのですが、ひめかさんは桜井さんの相談に応えました。

ひめか 確かに断ることもできるし、なんとでも言うことできたと思います。でも、私自身がスターダムに来てよかったなって思った人間なので。大勢の人の前で試合をすることだけでも、同じレスラーとして絶対に経験してほしいことではあったので。麻衣ちゃんにもレスラーとして味わってほしいなって。だから小川さんに連絡して、会ってほしい方がいるんですって。

桜井 相談したその日でしたよね?

ひめか そうそう。その日のうちに連絡して、その日のうちに会いに行って。

桜井 ホントすごい。めちゃくちゃいい人だなって思いました。

ひめか たしかにすごいかも。いい人だね、私(笑)。

桜井 信頼しかないです。
ドンナ・デル・モンドでは同じユニットのメンバーとして同じコーナーに立つことも多かった(写真は2022年5・5福岡)
――そこから距離が縮まった感じですか?

ひめか でもスターダムに入ったばかりの頃は、麻衣ちゃんが必死そうで。内部からも外部からもフルボッコにされてたから(笑)。

桜井 予定より早く参戦させていただく事になり、その時まだバラエティ番組や企業の広告の芸能の仕事の任期などが残っていたんです。だからタレントの仕事をしながらスターダムに来たので(周囲から)プロレスに専念してないっていう印象を持たれたんだと思います。ホント最初はフルボッコでしたね。プロレスに専念すると決めて芸能事務所を退所した後も、必死で毎日練習してました。それからは内部も外部も認めてくれる人が増えて。

ひめか めっちゃ頑張ってて、24時間プロレスのことをずっと考えてるイメージでした。こっちが変に声をかけて、休憩させることもできないっていうか。でもあの頃、必死に頑張ってたのが、いまの麻衣ちゃんにつながってるんだろうなとも思います。

――深い交流を持つようになったのは?

ひめか 貴婦人とか定着しだしてからですかね。麻衣ちゃんに心の余裕ができて、「ひめかさんゴハン行きましょう~」とか言われたり、私からも「時間あるからゴハン行こう」って声かけたり。

桜井 その頃ですよね。それはまでは必死だったので、スターダムへ来てから2年間くらいは試合以外の日は毎日練習してたので遊びに行ったりする時間がなくて。というか遊ぼうとすら思わなくて。長い時は道場に12時間くらいいました。

ひめか 常に心に火が着いてたよね(笑)。

桜井 めっちゃギラギラしてました。最近思うのは、ギラギラしてないな、自分って。奈七永さんとか詩美さんからは「桜井、十分ギラギラしてるよ」って言われるんですけど。でもあの時のギラギラとは違う気がして。

――桜井さんはいまも十分ギラギラしてるイメージありますが…。

桜井 そうですか? 

――例えばこういう取材にしても、桜井さんからこんなことやりたい、あんな取材はどうですか?って提案されることけっこうありますけど、ほかの選手からはあんまりないですよ。

桜井 でも、昔と比べたらだいぶ落ち着きました。こないだDDM移籍当初の自分の試合を観たんです。笑って入場する事は絶対になかったですし、獣の目をしてました(笑)。これから闘うのに、笑顔で入場なんかできるか!って思ってたので(笑) 
2022年9・3高松ではシングルマッチも実現
――そういう意味では、ギラギラの原点を知るひめかさんに会えたのは大きかったかもしれませんね。

桜井 めっちゃそう思います。あと、ひめかさんに会えて安心したっていうか。

――安心(笑)。スターダム所属時代も、ひめかさん引退後も、ゴハンに行ったり変わらず交流が続いている方ですもんね。

ひめか 引退を決めた時、DDMのメンバーには先に伝えたんです。そこから、より行くようになった気がする。麻衣ちゃん自身も、(ひめかが)もう辞めるから相談とかしやすかったのかなって。現役だったら自分のことが最優先だし、選手としての自分も入るけど、引退を決めて少し視点が変わったっていうか。

――レスラーにとって引退は大きな区切り。現場に行かなくなり、自然と疎遠になるパターンも多い気がするのですが、おふたりの関係性は変わらなかったと?

ひめか でも、意外と私、引退してもみんなと疎遠になってないかも(笑)。

桜井 人柄だと思います。

――なんとなくわかります。僕も初対面とは思えないぐらい話しやすいですし。

桜井 貴重な方だと思います。自己主張が強い人が多いプロレス界にこんな人、なかなかいないです(笑)。去年ジュリアさんとのラストマッチあったじゃないですか。
ひめかさん引退ロードで撮影した2ショット
――2024年8・19後楽園ですね。

桜井 あの時、プレッシャーに押し潰されそうになって、とんでもないことになってたんです。悩み過ぎて、悩み過ぎて。

ひめか そんなことあったね(笑)。

桜井 悩み過ぎて、ひめかさん…!って一番に電話しちゃって。

ひめか 2時間超えの電話が何回かあった気がする(笑)。

桜井 試合の相談から何から、プレッシャーで死にそうなんです…!って(笑)。

――たしかにジュリア戦前の桜井さんはピリピリしてましたね。

桜井 してました。旗揚げ戦で悔しい思いをしたトラウマもあり、私はこの試合で同じような思いはもうしたくない!って。(精神的に)崖っぷちでした。ジュリアの凄い所は自分の世界に持っていく所。ジュリアの強烈な存在感に対して、私は自分の存在感をどうやって残すかとか、団体に残る身としてジュリアが居なくなってもマリーゴールドは大丈夫だって思わせないといけない、お客さんにもそれを見せないといけないって思いが強過ぎて闘争心がメラメラしてました。そんな私のピリピリが伝わって、(当時)ジュリアさんとも険悪な感じになっちゃって。だから私のことも、ジュリアさんの性格とかも、なんとなくわかってらっしゃるひめかさんにアドバイスもらったり、話を聞いてもらったりして。(ジュリア戦後に)あの試合がよかったって言っていただくことが多かったんですけど、ひめかさんがいてくださったのがすごく大きかったんです。

ひめか 私のおかげか、やった(笑)。でも、本人以外のひとにも伝わるぐらいピリピリするってすごいね。怖すぎる(笑)。

桜井 奈七永さんも気を使ってくださってたぐらいでした(汗)
2人で韓国料理を食べに行ったことも
――ジュリア戦前後の桜井さんを、ひめかさんはどんなふうに見てましたか?

ひめか わたし、プロレス自体を追ってなかったので。リング上で何かが起きてるかとか、コメントで何を言ったとか、まったくわからなくて。でも麻衣ちゃんから長文LINEがきたんですよ、ドーンと(笑)。それで、「あ、ちょっと電話しようかな」って思って電話して。私もジュリアさんのこと完全にわかってるわけじゃないけど、自分もDDMに入って、ジュリアさんにすごいお世話になったから、立場的には麻衣ちゃんと近い感覚だったと思うんです、ジュリアさんに対して。だから、ジュリアさんはこうだと思うよ。こうは言ってても麻衣ちゃんのことを一番に思ってたのは事実だからって。そういうのって第三者じゃないとわからないこともあったりするじゃないですか。私が思ったこと感じたことを全部伝えて。麻衣ちゃん、この先一生ジュリアさんと闘うことはないぐらいの気持ちでいかないと後悔するよって。この気持ちは全部リング上で伝えなって言って。

桜井 ポジティブな言葉をたくさんもらったんです、ひめかさんから。それでプレッシャーをすごく感じてたけど、ポジティブに考えなきゃいけないよなって思えて。ひめかさんのアドバイスで、一時の感情でこれまでの自分とジュリアさんの歴史を悪く終わらせたくない、最高の試合にしたいっていう思いに変わったんです。

――その結果、ジュリア戦は桜井さんの出世試合になりました。その裏にはひめかさんの存在があったと。

ひめか 私、すごいじゃん(笑)。

桜井 ふふ、でもホントにそうで。ひめかさんがいなかったら、ああいう試合になってたかわからないと思います。ジュリアさんも(桜井の思いを)受け止めてくれたと思いますし、あの試合ができてよかったなってあらためて思います。

――ひめかさんもあの試合を見て、ホッとしたのでは?

ひめか ………。

――…え?

桜井 あはは! ひめかさん、いまプロレスから離れてるので。

ひめか SNSでは追ったんですけど。これ、見たって答えたほうがよかった?(苦笑)

桜井 いえ、大丈夫です(笑)。
〈後編に続く〉
桜井凱旋興行8・16千葉・市川の大会ポスター
マリーゴールド「DREAM STAR GP2025~桜井麻衣地元凱旋大会~」
★8月16日(土)千葉・市川市文化会館(13:00)
▼桜井麻衣凱旋記念試合=桜井麻衣&雪妃真矢vs青野未来&天麗皇希
▼DREAMリーグ公式リーグ戦(15分1本勝負)=林下詩美vs山岡聖怜
▼STARリーグ公式リーグ戦(15分1本勝負)=
MIRAI vs野崎渚
▼岩谷麻優&ビクトリア弓月&心希vs石川奈青&ハミングバード&メガトン
▼後藤智香&勇気みなみ&橘渚vs松井珠紗&CHIAKI&瀬戸レア
▼南小桃vs山﨑裕花
【チケット情報】
●Sシート=1万2000円(完売)
●Aシート=8000円
●Bシート=6000円
●Cシート=5000円
●Dシート=3000円
【前売り券】
イープラス 
https://x.gd/mIMcc

チケットペイ
https://x.gd/eitO5

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