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2025-09-19

歴代“BBMスー女”座談会 『大相撲カード』の魅力を語り尽くす!【前編】

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東西の横綱が揃い大相撲が盛り上がる中、『大相撲カード』の人気も高まっています。『BBM2025年大相撲カード 和-NAGOMI-』は和装をメインにした華やかな雰囲気で、サブセット「Smile!」や新企画「My Favorite」といった、普段はなかなか見ることのできない力士の素顔に迫った企画も大好評でした。今後さらに大相撲ファンに楽しんでいただけるカードを作るために、歴代の制作スタッフである“BBMスー女”たちが集結! 当時の制作秘話や、印象に残っているカードについてなど、大いに語らいました。合わせて、思い出の大相撲カードを開封するお宝(!?)映像もお届けします。



【参加者】
M:入社1年目にトレーディングカードの制作部署に配属され、同年、大相撲カード担当に。2005、2006年の2商品を制作した。

T
:トレーディングカードの制作部署に約7年間在籍。大相撲カードは2009年~2011年の3商品を手掛けた。

K
(司会):月刊『相撲』に約13年間在籍。当時から大相撲カードには校正などで携わっており、現在も大相撲を中心にフリー編集者として活動している。

Y
:2022年夏からトレーディングカード制作に携わり、23年大相撲カード第2弾「」から担当に。BBMカードのYouTubeチャンネルでは開封動画も任されている。



Y 皆さま、本日はお集まりいただきありがとうございます! 現在の大相撲カードを担当しているYと申します。座談会の司会を務めてくださるのは、元『相撲』編集部で現在はフリーで活動されているKさんです。Kさんは昨年からカードの校正のお手伝いをしてくださっており、Mさん、Tさんが大相撲カードを担当していた頃にも『相撲』編集部の一員としてカードに携わっていらっしゃったのですよね。


K そうですね。その当時も校正などをお手伝いしていたと思います。もう20年も前のことでいろいろ忘れてしまっているので、今日は当時の日記を引っ張り出してきました(笑)。

M 本当ですか!?

TY すごい!

K 日記を読み返すと、「2004年10月5日、Mさんがカードの担当になるらしい」と書いてあります。

M そうです、そうです! 入社1年目から大相撲カードの担当になって。2005年1月発売の商品を作るために、その頃から制作をスタートしました。

Y MさんとKさんは同期入社でいらっしゃるとか。

K はい。私は入社前から『相撲』編集部でアルバイトをしていて、Mさんとほぼ同じタイミングで社員になりました。一緒に新人研修旅行に行きましたよね? その場所に向かう移動中、バスか電車で乗り合わせて話したことを覚えていて。Mさんが相撲が好きで、私の名前を知ってくれていると。アルバイト時代から雑誌に名前が載っていたので…。

M もちろん覚えています! 昔から相撲が好きで雑誌の『相撲』も読んでいたので、「あのKさんだ!」と知って嬉しかったです。

Y Mさんは昔から“スー女”だったのですね。力士は誰が好きだったのですか?

M かつては寺尾関が一番好きでした。その昔、ベースボール・マガジン社から『相撲』の他に『VAN VAN相撲界』という月刊誌も発行されていて、「寺尾に夢中!」という連載を、それこそ“夢中”になって読んでいました。もう本当に大好きで、この会社の面接の時にもそのことを話してしまったくらいです(笑)。

Y 入社前からMさんが相撲好きというのは社内で周知されていたのですね。

M もしかしたらそれもあって、大相撲カードを任せていただけたのかもしれません。

K 担当になると聞いた時はいかがでしたか?

M やっぱり嬉しかったですね。でも、不安も大きくて。「Kさん、助けてください」という状態で『相撲』編集部に入り浸っていましたから(笑)。

K そうでしたっけ(笑)。Mさんはいつまで担当を?

M 作ったのは2005、2006年の2商品です。そのあと少し間が空いて、Tさんが担当になったんじゃなかったかしら。

T はい。私は2008年からだったと思います。

K 日記を読み返すと…、「2008年11月13日、Tさんが大相撲カードの担当になるとのことで挨拶に来て、写真を借りていった」とありますね。ということは、2009年の商品が最初でしょうか。

T すごい(笑)。私のことまで日記に書いてくださっていたのですね。2009年が最初で間違いないです。担当になってからは、私も度々編集部に内容の相談に行っていました。

K あれ、入社のタイミングはいつだったかしら?

T 実はお二人と同じ年度なんです。でも、私は9月入社で。

K 本当に?

M そうだったんですか!?

T 入社前に1年弱くらいカードの部署でアルバイトをしていて、2004年9月に入社した形です。

K 当時からカードに興味があったのですか? TさんはBBMを離れたあともカードに関わる仕事をされているそうですが。

T いえ、まったくわからなかったです(笑)。カルビーさんのプロ野球カードを集めていたことはありましたけど。

K 野球が好きなんですね。相撲は?

T かつての若貴ブームの頃はよく見ていました。旭道山関が好きで。

K おぉ、イケメン力士だ。

T あとは、舞の海関とか、小兵タイプの力士を応援していました。でも、若貴ブーム以降はしばらく見ていなかったんです。担当になってから再燃したというか、朝青龍関と白鵬関の両横綱が角界を引っ張っていた黄金期でもあったので、また興味津々で見始めた感じです。

K じゃあ、最初は覚えるのが大変でしたか?

T それはもう大変でした。Mさんが担当していた頃の姿を見ていたので、自分にちゃんと務まるだろうか…と。Mさんの”相撲愛”は私と比べ物にならないですし、カード制作への情熱もすごく感じていたので。

M そんな、そんな。私も周りに助けてもらってばかりでしたから。

K 現担当のYさんのお話も聞かせてください。Yさんはいつから担当を?

Y 今は年に一度ではなく、1月と5月の2回、商品を出しているのですが、私は2023年5月発売の『』からです。カードの部署はまだ2年目で、カードの知識もまだまだという状態からのスタートでした。

K では、やっぱり『相撲』編集部の力を借りて?

Y ここ数年は『相撲』編集部のベテラン記者Tさんが制作に深く関わってくださっていたので、安心感はありましたね。

M 私たちの頃もT記者が原稿を書いてくださっていたと思います。

K 写真は相撲を長く撮影しているKカメラマンが力になってくれていましたよね。Yさんは相撲の知識は…?

Y ほぼゼロでした(苦笑)。でも、担当になり、相撲を見るようになってからはどんどん好きになって、今は興味津々です。作りたいカードのアイディアがたくさんあります!

K おぉ、それは素晴らしいことですね。皆さんの”相撲愛”を披露していただいたところで、座談会の【トークテーマ①】に参りましょう。

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