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2020-05-06

[野球]2020年度改正規則の解説<1>走者が打球に触れた場合の規則

 関連規則として、以下の3項目も改正されました。

(2)5.05(a)(4)の改正

5.05(a)(4)末尾に(  )書きを追加する。(本文には変更なし)

 野手(投手を除く)を通過したか、または野手(投手を含む)に触れたフェアボールがフェア地域で審判員または走者に触れた場合。(走者については、6.01(a)(11)参照)

(3)5.09(b)(7)【注2】①②の改正

5.09(b)(7)【注2】の①の冒頭および②の全文を削除する。(赤字部を削除)

 内野手を通過する前に、塁に触れて反転したフェアボールに、走者がフェア地域で触れた場合、その走者はアウトとなり、ボールデッドとなる。
 内野手を通過した直後に、塁に触れて反転したフェアボールに、走者がその内野手の直後で触れた場合、この打球に対して他のいずれの内野手も守備する機会がなかった場合に限り、打球に触れたという理由でアウトにはならない。

(4)補則「ボールデッドの際の走者の帰塁に関する処置」(1)(e)(2)の改正

(1) (e)(2)本文を次のように改める。(下線部を改正)

 フェアボールが、内野手(投手を含む)に触れる前に、フェア地域で走者または審判員に触れた場合。または、フェアボールが、内野手(投手を除く)を通過する前に、フェア地域で審判員に触れた場合。

 上記(2)(3)(4)は、5.09(b)(7)の改正に伴い、走者がフェアボールに、フェア地域で触れた場合、内野手(投手を除く)を通過したかどうかに関係なく、例外を除き、走者にアウトが宣告されるとなったことによる改正です。

文責◎ベースボール・クリニック編集部

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