5日目まで全勝だった平幕の妙義龍、琴勝峰に土がつき、勝ちっ放しは横綱白鵬、大関朝乃山、関脇御嶽海の3人となった。1敗力士は5人で、その中から東関脇の正代を取り上げたい。
※写真上=土俵際で一回転しながらも体の柔らかさを生かし、遠藤を押し出した正代
写真:月刊相撲
場所前は出稽古禁止だったので、もっぱら豊山との三番稽古を繰り返していた正代だが、稽古を見ていた元関脇豊ノ島の井筒親方によると、「今場所の正代はやるんじゃないかと思っている」と動きがよかったそうだ。
この日の対戦相手は左四つ得意の遠藤。右四つの正代にとってケンカ四つの対戦となる。胸から当たる正代に対し、遠藤は頭から低く踏み込み当たり勝つ。正代が前に出るタイミングで左腕を手繰って崩すと、右上手を取って左四つの体勢に。正代は右上手を引きつけて出る遠藤を掬い投げでしのぐも土俵際で一回転。遠藤は体勢を立て直そうとする正代の右腕を手繰るが、これが失敗。上体が起きたところを押し出された。正代の持ち味である柔らかさが存分に発揮された一番となった。
絶体絶命のピンチをしのいだ正代は、「僕のなかでは尻もちをつく感覚だったのでラッキーでした」と苦笑い。「崩れかけたけど、何とか持ち直して前に出ることができた。体がよく動いていると思う」と振り返った。
1敗を守り、トップグループを追走するが、「あまり星勘定は気にしないでやりたい」と相変わらず欲がない。「後半、疲れてくると思うので、しっかりケアしていきたい」と語った。
今年の1月場所は千秋楽まで優勝を争い13勝、3月場所は関脇の地位で初めて勝ち越した正代。そろそろ欲を出して、もうひとつ上の地位を狙ってほしい。
文=山口亜土
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