全国の高校生スイマーの頂点を決めるインターハイ競泳が熊本市のアクアドームくまもと(熊本市総合屋内プール)で17日に開幕した。大会初日は男女の個人3種目と400mフリーリレーが行なわれた。
写真/男子400m自由形を制した黒川(撮影◎湯浅芳昭/スイミング・マガジン)
最初の決勝種目となった女子400m自由形を制したのは中村葵(大阪・近畿大附3年)。4分13秒19の自己ベストをマークして初優勝を飾った。「目標としていた4分11秒台は出せなかったので少し悔しいですが、これを自信に800m自由形につなげたいです」と笑顔で語り、予選が明日行なわれる本命種目へ向けて意気込みを語った。
男子400m自由形は大接戦。序盤から5レーンの瀬良紘太(東京・日大豊山2年)を4レーンの黒川紫唯(大阪・四條畷学園2年)がぴったりマーク。激しいつばぜり合いとなったが、ラスト25mで黒川が瀬良を逆転! 3分52秒67の自己ベストで頂点に立つ劇的な勝利を収めた。
1年生チャンピオンが誕生したのが男女個人メドレー。女子は谷川亜華葉(大阪・四條畷学園)、男子は小方颯(神奈川・日大)が見事、栄冠に輝いた。
谷川は7月の近畿大会で自己ベストをマークして絶好調で今大会に臨んでいたが、決勝でも持ち味の持久力を存分に発揮。2分15秒53で泳いで自己ベストをさらに更新、日本水泳連盟の定めるナショナル標準を突破した。一方の小方は目標としていたジュニアエリートA(以下、Jr.A)突破はならなかったものの、2分1秒42で泳いでこちらも自己ベストをマーク。7月に左膝半月板を亜脱臼、練習を再開したのは8月に入ってからとコンディション面に不安を抱えながらもさすがの勝負強さを発揮した。
女子200m平泳ぎ決勝は地元・熊本出身の緒方温菜(大阪・近畿大附3年)が優勝。「思ったとおりのレースができました。たくさんの人に応援してもらって恩返しがしたかったのでうれしいです」と感激の面持ちで語り、喜びを爆発させた。しかもタイムは2分26秒49の自己ベスト。目標としていたJr.Aを突破した。
激戦となった男子200m平泳ぎを制したのは、谷口卓(東京・日大豊山3年)だった。今大会に向けては「100mの練習しかしてきていない」と語っていたが、決勝では150mのターンから一気にスパート。スプリント力を見せつける猛烈な追い上げを見せた。連覇のかかる3日目の100m平泳ぎに向けては「いい感覚で泳げました。自分は気分屋。インターハイということと、チームのために戦っているということで気持ちが入っている」と自信をみなぎらせていた。
最終種目は400mフリーリレー。観客席からは大声援が飛ぶたいへんな盛り上がりの中で行なわれ、女子は日大藤沢が制し、男子は湘南工大附が大会新で優勝した。
このように大会1日目は高校新の樹立こそなかったものの、接戦に次ぐ接戦で好レースが続出。見どころいっぱいの1日となった。さて、明日はどんなレースが見られるか? 選手たちの快泳に期待しよう。
文◎佐藤温夏(ライター/スイミング・マガジン)
女子200m平泳ぎを制した緒方(撮影◎湯浅芳昭/スイミング・マガジン)
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