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2019-07-27

【競泳】世界選手権 現地「いろいろ」ルポ[6] 27日の決勝は、ジュニア選手の夢をのせ、塩浦慎理がメダルを目指す!

7月21日からスタートした世界選手権の競泳競技。現地取材を敢行しているスイミング・マガジンでは、レース後のコメントをはじめ、注目レースの紹介やレースを見て感じたことなどを、少しラフなタッチも入れ込みつつ、紹介していく。スイマガルポだけに、マニアック過ぎたらゴメンナサイ!

写真/今夜、決勝を迎える男子50m自由形。7位で決勝に進出した塩浦(左)と王者・ドレッセル(右)(撮影◎毛受亮介/スイミング・マガジン)

自由形の短距離の夢をのせ、塩浦が50m自由形決勝に挑む

 今日27日、日本選手が登場する決勝レースは2本のみ。最終日の男女400m個人メドレー、400mメドレーリレーに向けてひと休みだな、なーんて思っている人がいたら怒られちゃいますよ。
 そう、塩浦慎理(イトマン東進)が50m自由形で決勝に残り世界の列強に挑む。決勝を決めたあとには、何度も「子供たちに何か感じてもらえたら」と言っていた。自由形短距離を専門としているジュニア選手への思いも込めて、ロケットスタートで「ワンチャン(ス)」、メダル獲得を! 準決勝後は、「決勝では自己ベストを出して(=日本新)、メダルを目指した勝負がしたい」と頼もしい言葉を残してくれた。

 その塩浦の指摘によると、王者、ケーレブ・ドレッセル(米国)のスタートはすごいらしい。なんでも、「(すごく速いと)わかっていても、自分が遅いのではと惑わされてしまう」ほどなのだそう。そんな塩浦の力泳を見守りつつ、スタートのお手本を見るレースにもなるため、ここは21秒間、見る側も“ノーブレ(No Breathing)”でいこっ!

 そして最終レースには混合400mフリーリレーが行なわれる。こちらはオリンピック種目ではないが、男女のスピード自慢が集結してのレースとなるため、そのスピード感を堪能したい。日本は予選7位。ひとつでも順位を上げようと懸命に泳ぐ日本勢の泳ぎに注目だ。

文◎桜間晶子(スイミング・マガジン)

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