※池江がライバルとして対戦を楽しみにしていたオレクシアクだが、残念ながら欠場することに
写真◎Getty Imges
池江璃花子の同種目、同い歳のライバルとして注目を集めていたペニー・オレクシアクが8月9~12日に東京辰巳国際水泳場にて開催されるパンパシフィック選手権のカナダ代表を辞退することがわかった。
7月18~22日にカナダ・エドモントンで開催されていた国際大会代表選手選考会では100m自由形を54秒75、100mバタフライを58秒37で制し、200m自由形でも1分58秒18で3位に入り4月のコモンウェルス(英連邦)大会の成績も含め代表入りは確定的だった。しかし、米国の水泳専門メディア『SWIM SWAM』が伝えたところによると、カナダ代表のハイパフォーマンスディレクターのジョン・アトキンソン氏は、2020年までのアプローチを考えたとき、オレクシアクにはこの夏、休みが必要であると判断した上での決断だったことを明かした。
「未来(東京五輪)に向けた強化プランの中で彼女のサポートチームと取り組んできたが、この夏は休みを取って、リフレッシュした状態で今後2年間のシーズンに向かうトレーニングをスタートすることになります。彼女は彼女と同じ年齢の誰よりも、多くのことを成し遂げ、特にリオ五輪以降の2年間はめまぐるしく周囲の環境の変化がありました。でも彼女はまだ若いし、とてつもない潜在能力を持ち合わせているので、休みを取った上で、東京五輪までの2年間に臨んでいくことを決めました」
今季、上昇曲線を描き続ける池江だけに残念なニュースとなったが、ふたりの次の対決が見られるのは、来年の世界選手権ということになる。
オレクシアクは欠場となるが、それでもカナダからは世界トップレベルの女子選手が多く東京にやって来る。
ほとんどの有力選手は、4月のコモンウェルス大会での成績によって代表入り濃厚の状態で迎えていた今回の代表選考会だが、100m背泳ぎの世界記録保持者、カイリー・マスは100mで59秒05、また、池江、オレクシアクと同じ18歳のテイラー・ラックは200m自由形を1分55秒45と好記録で制した。
昨年の世界選手権女子400m個人メドレー3位のシドニー・ピックレムは、コモンウェルス大会の出場を逃していたが、今大会は200m個人メドレーを2分10秒66で優勝。また、平泳ぎでは24歳のキエラ・スミスが100mで1分7秒57、新鋭として19歳のケルシー・ウォグが200mで2分23秒83で制し、パンパック代表入りを決めた。
カナダ代表は男子14名、女子18名の計32名の布陣で東京に乗り込んでくる。
※アリーナはパンパシフィック選手権2018のゴールドパートナーです。
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