7月24日、東京選手権男子1500m決勝で、石塚陽士(早稲田実高3年・東京)が高校歴代3位となる3分44秒62をマークした。
写真/東京選手権男子1500mで高校歴代3位をマークした石塚(撮影/田中慎一郎・陸上競技マガジン)
昨年の沖縄インターハイ男子1500mで8位入賞を果たした石塚陽士(早稲田実高3年・東京)が3分44秒62の4着でフィニッシュ。佐藤清治(佐久長聖高3年・長野)の3分38秒49、半澤黎斗(学法石川高3年・福島→現・早大3年)の3分44秒57に次ぐ、高校歴代3位に名を連ねた。
目標にしていたのは、日本選手権参加標準記録Aの3分45秒00を切ること。それまでの自己記録は3分49秒15だったが、「これまでも5秒くらいずつ自己記録を更新してきたので、切れないタイムではないと思っていました」と今季初のレースながら、現実的な目標としてとらえていた。トラック練習ができない期間は、距離を踏む練習やクロカンコースを走ったことで、「マックスのスピードは変わっていませんが、それを維持する力がついたと思います」と手応えを感じつつ決勝のレースに臨んだ。
決勝では、日本選手権1500m連覇の館澤亨次(横浜DeNA)、3分42秒台の自己記録を持つ飯島陸斗(阿見AC)らトップランナーが顔をそろえたものの、臆することなく2人についていく。
「最初の400mは60秒を切るペースになると思いましたし、1000mくらいまではたんたんとついていくことができました。飯島さんや館澤さんに流れをつくってもらったので、そこにうまく乗れたと思います」
最終的に3分42秒67の館澤、3分43秒00の佐久間秀徳(明大3年)、3分44秒41の飯島に続き、堂々の4着。今大会の目標である日本選手権の参加標準を切ると共に、高校歴代3位という“勲章”を手にした。
「(3分)45秒切りができましたし、高校歴代3位なんて、今日の結果は満点です」
見事に目標を達成した石塚は照れくさそうな笑みを浮かべた。
「僕が何かを与えたわけではありません。自分で考えてやれる選手です」
顧問の北爪貴志先生は、このように石塚をたたえる。
自発的に情報を集めて、トレーニングに取り入れる。自分だけでなく、ほかの部員のためにメニューを共有したり、栄養のテストを作成したりしているという。
「石塚は目標を設定したときに、そのレベルが高くも低くもない。うまくいけば達成できる目標を設定できるんです」(北爪先生)
自分の力を客観視できる石塚の次なる目標は、0秒05差に迫る半澤の記録を抜くこと。
「まだ(高校記録の3分)38秒はイメージできません。まずは半澤さんの記録を破りたいです」
そのための課題もしっかりとらえている。
「今日のレースも飯島さんと館澤さんについていくという展開でした。今後は自分でペースをつくったり、試合中のペース変動にも対応できるようになりたい。勝負に徹する試合で力を発揮できるようにならないと」
日本選手権の大舞台で、まずは3分44秒切りに挑む。
男子1500m高校歴代5傑
1 3.38.49 佐藤 清治(佐久長聖高3年・長野) 1999年
2 3.44.57 半澤 黎斗(学法石川高3年・福島) 2017年
3 3.44.62 石塚 陽士(早稲田実高3年・東京) 2020年
4 3.44.86 クレイ・アーロン竜波(相洋高3年・神奈川) 2019年
5 3.45.10 高橋 佑輔(兵庫高3年・兵庫) 2017年
文/石井 亮
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