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2019-08-10

[2019夏の甲子園] 明石商・狭間監督の投球フォーム論

今年のセンバツでは同校最高のベスト4入りを果たした明石商(兵庫)。今夏の甲子園の初戦は、8月11日第4試合の花咲徳栄(埼玉)戦。まずは昨年果たせなかった夏1勝を挙げたい。

写真◎ベースボール・クリニック

レッグアップ期の注意点

 ベースボール・クリニック2019年3月号では、狭間善徳監督に投球フォームを考える上のポイントについて教えていただいた。

 そのうちの1つがレッグアップ期で真っすぐに立つこと。
 投球では力を真っすぐと捕手方向に伝えていくことが大事。股関節の柔軟性が足りないと、足を高く上げようとして背中側に重心が倒れることがある。それでは効率的に力を発揮できない。

 また、このレッグアップで重要なのが、地面がフラットな状態になっているかだ。

「スタートポジションでのズレはわずかでも、フォームが進むに従って大きくなっていくものです。それが制球の乱れにつながります。
 土が軟らかく掘れやすいマウンドでは、1球1球、足元をフラットに固めて投げるほど繊細になるべきだと思います」

 そのフラット面上で、軸足の母指球から垂直に伸びる線上に頭が乗るように真っすぐ立つのが理想的だ。

 始動時に正しい姿勢を取れていることが、その後のフォーム、コントロールにつながっていく。
 細かい点ではあるが、こうしたことにまで意識を向けられることが好投手の条件と言えるだろう。

レッグアップでフラットな地面に真っすぐ立つころがコントロールの精度を高める。写真は中森俊介(2年)

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