8月2日~6日まで三重で行われるインターハイ。その②は実力者がそろう男子砲丸投、円盤投にスポットを当てる。
写真:男子投てきを沸かせそうな山下航生、稲福颯、松田貫汰、奥村仁志、三田穂高
男子砲丸投と円盤投の有力選手たちは、高校1年時から“この世代はすごい”とうならせてきた。
2016年秋の日本ユース選手権の砲丸投では、ワンツーを果たした山下航生と稲福颯(市岐阜商高・岐阜)をはじめ、1年生から5人が入賞。その世代が、いよいよ最終学年を迎える。
山下は今年6月、地元・岐阜で行われたアジアジュニアの円盤投に出場し、高校歴代2位となる56m51を投げて銅メダルを手にした。
砲丸投では回転投法に取り組み、こちらも東海大会で高校歴代10位となる17m29。これまでは精神面で課題があったというが、狙った大会で結果を残せるようになった。
円盤投の目標は60m! ちなみに高校記録は56m65だ。それでも、練習で59mに迫っているといい、大記録誕生に期待が寄せられる。もちろん、砲丸投でも高校記録18m21の更新を狙っている。
最大のライバルになるのが同級生の稲福。砲丸投では、こちらも地元のアジアジュニアで高校歴代2位の18m10をプットした。昨年は先輩に屈して2位に敗れ、リベンジに燃えている。
稲福はグライド投法に強いこだわりがあり、狙うのは“日本人初”の20m超えだ。円盤投も今年50m35と成長しており、2種目同一校ワンツーも期待できる。
2人は性格も異なるが大の仲良し。お互いに技術について語り合うなど、切磋琢磨して成長してきた。
最高の仲間であり、最強のライバル。共に高校新記録でワンツー……平成最後のインターハイで、伝説をつくることができるか。
この世代の火付け役となったのは、間違いなく奥村仁志だった。
福井・和泉中3年のときには、16m72の大会新優勝。国体では17m85と驚異的な中学記録(いずれも5㎏)を打ち立てた。
福井・敦賀高に進学してからは基礎体力向上に努め、円盤投にも取り組んできた。苦しんだ時期も長かったが、今季は砲丸投で16m44、円盤投で高校歴代7位の53m87まで成長。再び頂点に立つための準備は整った。
中学時代、ジュニアオリンピックで奥村に土をつけたのが松田貫汰。大阪・咲くやこの花高でも1年時から結果を残し、今年は砲丸投で17m08を投げた。もちろん、高校記録を視野に入れている。
高1の日本ユース砲丸投入賞組の一人・三田穂高(生光学園高・徳島)も、今年4月に砲丸投16m84、円盤投52m88(高校歴代8位)と力を付けた。
このほかにも、砲丸投で16m54の夏井勇輝(久慈高3年・岩手)ら16m台がそろい、円盤投でも地元大会で上位をもくろむ鴨澤青海(宇治山田商高2年・三重)ら、47m以上がズラリ並ぶ。
決勝は、円盤投が大会2日目の8月3日、砲丸投は最終日8月6日。“投てき最強世代”が迎える最後の夏は、見逃せない激戦となりそうだ。
文/向永拓史
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