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2020-10-03

【陸上】後方からの勝負ではなくスタート直後から先頭に――館澤亨次が見せた成長の証し

横綱相撲とも呼べるレースぶりで優勝した館澤 撮影/田中慎一郎(陸上競技マガジン)

第104回日本選手権・2日目(10月2日)/男子1500mは、実業団1年目の館澤亨次(横浜DeNA)が3分41秒32で2年ぶり3回目の優勝。東海大時代の優勝とはまた一味違う勝利の味だった。

スタートから先頭譲らず

「記録は関係なく、勝負に徹する」と臨んだ決勝。本来なら周囲の出方を見ながら持ち味のラストスパートで勝負するところだが、この日の館澤は違った。

「これまでは他人のペースに合わせて勝負してきましたが、世界を見据えて戦うのであれば、自分でレースをつくった上で勝ち切ることが必要だとコーチに言われたので、失敗してもいいから挑戦してみよう」と、館澤はスタート直後からいきなり集団の先頭に立った。57秒で入るはずった1周目は59秒かかり「焦った」というが、「その後は落ち着いてレースを展開できました」と先頭を譲らず。館澤に必死に食い下がる的野遼大(三菱重工)ら後続の追い上げを背中に感じながらも、最後は持ち味のラストスパートで引き離す完勝だった。

館澤のレースぶりからは自信がただよっていた
大学時代の2度の優勝とは一味違う優勝となった 撮影/田中慎一郎(陸上競技マガジン)

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