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2020-12-20

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戦慄の右ハイキックで北尾をKO。高田が“最強”になった日!

週刊プロレスNo522(1992年11月10日号)   ★12月20日(日)正午配信

週刊プロレスを創刊号から読むことができる週刊プロレスmobileプレミアムは、12月は週プロ事件簿」特集。本日(12月20日)には、高田延彦vs北尾光司の「格闘技世界一決定戦」を特集した『No522(1992年11月10日号))  』が 配信される。

 高田延彦vs北尾光司は「格闘技世界一決定戦」と銘打たれていた。2日前の調印式でルール問題でもめていることが明らかとなり、北尾サイドからの強い要望が通る形で「3分5ラウンド」に落ち着く。

 高田は1Rからローキックを軸に攻め、後ろ回し蹴りと左ハイキックも出した。2Rには裏投げを食らいながらも、すぐに反撃に転じると腕ひしギ十字固めを狙う。迎えた3R。依然としてローキックで勝負していた高田だったが、2発ほど入った後、右ハイキックが北尾の顔面に入った。元・横綱は全身の力がスーッと抜けるように倒れていく。

 10カウントが数えられた直後、日本武道館は揺れた。高田はリング上でピョンピョンと跳びはね、Uインター勢やスタッフも大喜び。大「タカダ」コールの中で、高田は髙山善廣の肩車に乗って花道を引き揚げた。

「ビデオを見ると、右ハイが入りやすそうだったので、よく練習した。今日は勝っても負けても、プロレスラーの怖さだけはアイツの体にしみ込ませてやりたかったので、ローを1発1発積み重ねていった。それに気をとられたところに、ハイを出す」

 すべては作戦通りだった。当時、北尾は“プロレス界での最強説”までささやかれていたが、長州力も天龍源一郎も持て余した問題児。1992年10月23日、そんな北尾をKOで仕留めたことで、高田は“最強”になった。
 
★12月20日(日)正午配信
No522(1992年11月10日号)

【主な掲載コンテンツ】
●高田延彦vs北尾光司...Uインター92年10・23武道館
●三沢光晴vs川田利明の三冠ヘビー級選手権...全日本92年10・21武道館

★週プロmobileプレミアムにて正午配信
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