close

2020-12-28

プレイバック!箱根駅伝2020 6区 追走! 東海大・館澤が驚異的な区間新

区間記録を40秒も更新する驚異的なタイムで青学大、国学大との差を縮めた東海大・館澤

全ての画像を見る
2021年1月2日、3日に開催される第97回箱根駅伝の直前に1年前のレースを区間ごとに振り返る。第96回大会は、青山学院大が2年ぶり5回目の総合優勝。出雲の覇者・国学院大、全日本を制した前回王者の東海大を振り切った。往路スタートの6区では、トップの青学大を追走する東海大・館澤が驚異的な走りで逆転の基点となる。

落ち着いた走りを見せた青学大・谷野

 青学大との3分22秒差を追う、往路4位の東海大は、主将の亨次がスタート直後に3位浮上。5km手前で2分37秒差まで追い上げる。それでも、先頭の青学大・谷野航平は大量リードに守られて落ち着いた走り。両者は2位の国学大を挟んで、下りに入ってから一進一退の攻防。中盤は膠着状態となったが、最後は地力の差から再び館澤が追い上げた。2位の国学大まで眼前の5秒差、青学大との差は2分21秒にまで縮め、逆転の基点となる快走。57分17秒の驚異的な区間新記録となった。


東海大らライバルたちの追い上げにも落ち着いた走りを見せた青学大・谷野。箱根路を着実に下って いった

 往路で不振の駒大は8位から6位に。11位だった東洋大は3年連続6区の今西駿介が、館澤には及ばずも57分34秒の区間新。逆に往路6位の帝京大が8位、7位の創価大は10位、9位の早大は12位に後退。昨年、史上初の57分台が大きな話題になったが、今年はそれが2人。58分台5人、59分台7人と、往路の怒濤の流れは復路にも続いた。


表=箱根駅伝2020 全21チーム6区区間順位

陸上競技マガジン 1月号

箱根駅伝2021完全ガイド(陸上競技マガジン1月号増刊)

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事