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2020-12-28

プレイバック！箱根駅伝2020 ９区 青学大・神林が東海大を突き放す

陸上競技マガジン編集部

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歴代3位の好記録でリードを守った青学大の神林

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2021年1月２日、3日に開催される第97回箱根駅伝の直前に1年前のレースを区間ごとに振り返る。第96回大会は、青山学院大が2年ぶり5回目の総合優勝。出雲の覇者・国学院大、全日本を制した前回王者の東海大を振り切った。青学大9区の神林勇太が2位東海大との差を広げ、優勝を大きく引き寄せた。

3位争いは4校による混沌に

 　逆転に希望をつなぐ東海大だが、青学大はここで大きなクサビを打ち込んだ。神林勇太は伸びやかな走りで、スタート時の2分0秒差を、ほぼ中間の保土ヶ谷駅で2分28秒、18kmの新子安駅では2分45秒、中継所では3分42秒差とし、ほぼ勝利を決定づけた。神林は区間記録に12秒及ばなかったが、歴代3位の好走。東海大はこの区間だけで、1分42秒も負け、万事休した。


鶴見中継所では日体大、日大、筑波大が繰り上げスタート。日体大は９区の野上翔大がタスキリレーまで目前に迫っていたが、無念

3位争いは風雲急を告げてきた。国学大が、中盤以降スピードダウン。これに伴い、相沢悠斗（東国大）が明大、国学大を抜き3位に進出し、7秒後に明大が続く。国学大は3位から1分5秒差となった。終盤の浮上が「お家芸」の帝京大が、国学大を視界に入れ、3位争いは4校で10区に持ち込まれそうな気配。早大が駒大を抜き、8位に進出。シード権争いは、10位中央学大が11位創価大に55秒差をつけ優位。健闘の拓大だったが、この区間でほぼ希望が潰えた。


表＝箱根駅伝2020 全21チーム９区区間順位

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