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2021-02-23

【プロレス】NOAHマットに突如として現れ、GHCナショナル王者の拳王を襲撃した海賊男とは?

1987年2月10日、フロリダ州タンパに遠征中の武藤敬司に襲いかかった海賊男

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 2月21日、NOAH仙台大会でGHCナショナル王者の拳王を襲ったライオン丸マスクの海賊男。本人は「杉浦です。カシンのために今日はあえてこの格好でやってきました」と語っていたが、真偽は不明となっている。

 ケンドー・カシンはNOAH3・7横浜武道館大会で拳王のGHCナショナル選手権への挑戦が決まっており、杉浦貴率いる杉浦軍の一員。ライオン丸マスクについては2004年6月12日の全日本プロレス名古屋大会で永田裕志&カシン組のセコンドについた杉浦がかぶっていたマスクという説明があった。では、海賊男とは何者なのか。

 日本プロレス史に海賊男が本格的に登場したのは1987年2月10日。フロリダ州タンパに遠征中の武藤敬司へステッキを凶器に襲いかかっている。

 当時の記事によれば、武藤が襲撃を受けたのは1986年12月21日に続いて2度目。なぜ武藤を襲ったのかは不明。その後、海賊男は日本でも現れ、新日本の1987年3・2草加、3・16岡崎両大会にも登場し、武藤だけでなく、藤波辰巳(現・藤波辰爾)も襲撃。同年3月26日の新日本大阪城ホール大会におけるアントニオ猪木vsマサ斎藤のシングルマッチに乱入。試合をぶち壊し、ファンの“暴動”を引き起こした。

 その後も海賊男は新日本マットにたびたび現れ、ビリー・ガスパー、ガリー・ガスパー、バリー・ガスパーというリングネームで試合にも出場。近年では2016年12月2日、上井プロデュース興行大阪大会ではマサ斎藤を襲撃したが、パンチ、ストンピングを食らって「アイム・ソーリー」と降参し、正体が武藤敬司であることを明かした。2018年2月には武藤プロデュースの「マスターズ」に現れ、8月にコリー・ガスパー&カリー・ガスパーなる海賊男がグレート小鹿&キム・ドクと対戦している。

 NOAHは2・12日本武道館大会で武藤が感動のGHCヘビー級王座初戴冠を成し遂げて、大きな話題となったばかり。突如としてNOAHマットに現れた“昭和の亡霊”海賊男は、今後再び現れるのか、現れないのか。

 NOAH2・24後楽園では杉浦&桜庭和志&藤田和之&カシンvs拳王&中嶋勝彦&マサ北宮&征矢学という3・7横浜のGHCナショナル選手権に向けた前哨戦も組まれている。
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