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2021-02-24

【プロレス】海賊男に続いて、今度は白覆面がGHCナショナル王者・拳王を急襲「桜庭和志です。杉浦貴に頼まれて今日はやってきました」

NOAH2・23前橋大会に現れた白覆面(写真提供・NOAH)

 2月23日、NOAH前橋大会にまたしても謎のマスクマンが現れた。2日前の仙台大会はライオン丸マスクの海賊男だったが、なんと今度は白覆面だ。

 清宮海斗&稲村愛輝&モハメドヨネ&谷口周平vs拳王&中嶋勝彦&マサ北宮&征矢学の試合前、GHCナショナルのベルトが置かれた本部席には、同ベルトに3・7横浜武道館で挑戦するケンドー・カシンのマスクをかぶった小柄な男が腕組みして座った。拳王は頭頂部を見て「ハゲてるじゃねぇーか」とポツリ。事件は中嶋勝彦がヴァーティカルスパイクでヨネから勝利を収めてから起こった。
 
 どこからともなく白い道着を着た謎の白覆面が疾風のごとくリングイン。だが、拳王は臨戦態勢を崩さずにすぐに応戦。白覆面が帯で拳王の首を絞める。マサ北宮、征矢学も加勢して、乱入者を蹴散らそうとした。

 劣勢を強いられた白覆面だったが、隙を突いてGHCナショナルのベルトで拳王を殴打することに成功。北宮の手によってリング外に排除された白覆面に対して、拳王はマイクで「おい! テメーはいったい誰なんだよ。仙台に続いて、また変なヤツが入ってきたな。テメーは誰なんだよ」と叫んだ。

 帰り際、白覆面は「ケンドー・カシン選手ですよね?」と聞かれると、一笑して「何を言ってる? これを見ればわかるでしょ。桜庭です」とラッシュガードを誇示。続いて「杉浦に頼まれて、今日はやってきました。もう、ひと仕事終わったからあとはパソコンで動画を見て、晩酌するんで。これで帰ります」と前橋の街に消えていった。
 
 ちなみに、白覆面とは2000年5・5福岡ドームで中西学&永田裕志のIWGPタッグ王座に挑戦した小川直也&村上一成(現・村上和成)のセコンドとしてプロレス史に登場。その後もIGFや全日本プロレス、FMWなど主にカシンが参戦する団体に現れている。

 NOAH2・24後楽園では杉浦&桜庭&藤田和之&カシンvs拳王&中嶋&北宮&征矢というGHCタッグ=杉浦&桜庭vs中嶋&北宮、GHCナショナル=拳王vsカシンのダブル前哨戦で激突。2度の乱入劇で仕掛けてきた杉浦軍にとっても、揺さぶりに動揺を隠せないGHCナショナル王者の拳王率いる金剛にとっても、3・7横浜武道館決戦に向けて重要な試合になるはずだ。

※写真提供・NOAH
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