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2021-03-08

【格闘技通信】ONEで闘う青木真也と平田樹の不思議な師弟関係

平田樹と青木真也(C)井賀孝



「まあまあまあ、こういう相手できたか、ありがたいねと。僕はUFC的なもの(方向)に行ってない。行ってないからこそ今までやってこれたのかもしれない。あそこには強い人がいるみたいだというのは知っている。だから(自分を)律することができる。僕、言わないじゃないですか“世界”とか“世界チャンピオン”とか」

 UFCこそ世界最高峰。格闘技界に生きる者なら、誰もがそう思っている。だからこそ青木は青木なりの「バランス感覚」でONEという舞台を選び、ONEだけに偏ることもよしとせずDDTに上がるのだ。DDTの前にはアントニオ猪木が旗揚げしたIGFのリングにも上がっていた。

「強さを大事にするというのは猪木マインドですね。そこに触れることができたのは僕の財産。強さが出ない試合ってMMAでもありますよ。要は競技的な強さなのかメンタル的な強さ、人としてのタフさなのか。競技的な強さを見てるだけだったら、そこに厚みや深みはまったくないでしょ。俺はアスリートじゃないから」

 かつてはアメリカの団体に乗り込み、日本格闘技界を背負うように強豪と拳を交えたこともある青木。そんな時代を経て、今は彼独自の世界を掘り下げている。

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