ターキー
Turkey 七面鳥
1本の矢で3羽の七面鳥を射るという、一石二鳥の例え。レーンコンディションが悪く、対応するのが極めて難しかった時代の3連続ストライクを、驚きの意味でいう言葉。トリプルストライクともいう。
ターゲットアローTarget arrow 目標の矢印レーン表面に埋め込まれた三角形のファイバー(=エイムスパット)。
ターンTurn 回転させる・回すフックやカーブボールを投げるために、リリース時に手首を回し、回転をつける技術。反時計回りならセミロールに、時計回りならフルロールになる。あまり大きく回すとオーバーターン(引っ張り過ぎ)になり、かえって回転数が減ってしまうか、あまり曲がらない球質になったりする。オーバーターンは、しばしば親指の内側の角を痛める。
ダイエットDiet 食事療法・生活の仕方健康増進や成人病予防で用いられるが、運動と併用することが大切。運動なしのダイエットは体重減少がすぐに止まること、皮下脂肪は減るが、同時に筋肉組織が萎縮することを忘れてはならない。
体脂肪率 たいしぼうりつ体重における脂肪の割合(%)。肥満判定の分岐点は男子15%、女子は25%。
ダイナミックバランスDynamic 動的な Ballance回転中のボールが生む曲がりは、全体の70%がレーンとの摩擦力にかかっている。さらに15%が慣性モーメントであり、残り15%近くがボールにかかる遠心力である。遠心力は、ボールが内蔵しているウエートブロックの形状と配置にかかるもので、これをダイナミックバランスという。
実際はフレア現象のことだが、フレアの大きさは設計の段階で決まっており、ΔRG(デルタアールジー=回転半径差)と表記する。フレアの大きさは、ドリルでコントロールできる。ウエートブロック(中玉)を回転軸に対して45度にレイアウトすると最大値となり、0度と90度では最小値となる。USBCルールでは、ΔRGの大きさは0.060以下とし、用具でスコアが左右されることの反省と原点回帰の思想が感じられる。
タイミングTiming 一致する重いボールを軽く、しかも正確に投げるには、手足の動きが完全に一致していなければならない。形としては、リリースが肩の真下にあり、そのときの親指は八分通り抜けていることが必要。通常、手足が同時にファールラインに到達したら、一番いいタイミングというが「今日はボールが軽いな」と感じるときがベストタイミングと思ってもよい。
ダウンスイングDown Swing 下方へのスイングアドレス→プッシュアウェイ→ダウンスイング→フォワードスイング→リリース→フォロースルーと続く一連のスイング動作の1つ。プッシュアウェイのあと、ボールを支えていた左手が離れると、ボールに引力が働いて、自然にダウンスイングが始まる。このときの腕は、ボールの重さからくる緊張から完全に解き放されていることが大切。
ダックピンボウリングDuck Pin Bowling老人や子どもも楽しめるように考案された、小さく軽いピンを用いるボウリング。ダックピンの高さはテンピンのほぼ3分の2で、ボールもふた周りほど小さい。
ダッシュDash(―)ノーカウント(ボールが1本のピンも倒さなかった)のスペアミスを表す記号(―)。
ダッチ200(ダッチマン)Dutch オランダ人のフレームごとにストライクとスペアを交互に繰り返し、ぴったり200点となるゲーム。英語ではまぬけなオランダ人(侮蔑的に)のやることで、いかにも「もったいない」という雰囲気がある。
タップTup 軽くたたく完全ストライクと思ったのに、1本だけが「身動きもせず」残ってしまうこと。もともとは、ぐらぐらと、ゆれながら残ったピンのことだろう。
ダブリュ・アイ・ビー・シーWomen’s International Bowling Congress 国際女性ボウリング協会1916(大正5)年、アメリカ・セントルイスで設立された女性ボウラーの組織。92―93年の会員数は240万3000人であったが、2005(平成17)年1月1日、USBC(全米ボウリング評議会)に統合された。
ダブルDouble 2つの・重なった連続2つのストライク。英語の発音では「ダボ」と聞こえる。
ダブルエリミネーションDouble elimination 2重消去法対戦方式のトーナメントでは、単純な勝ち抜き戦と、敗者復活戦(例:かつて開催されていた全日本ミックスダブルストーナメント)があって複雑なダブルエミリネーションとがある。
ダブルウッドDouble wood 重なった木②―⑧ピンや③―⑨ピンのように、2本のピンが前後に重なって立っている状態。後ろのピンが見えない(=インアライン、インザダーク、スリーパー)。
ダブルスDoubles2人でチームを組むこと。ボウリング競技は、シングルスより、ダブルスやトリオ、4人チーム・5人チーム戦といった人数が多いほどに楽しみが増す。相手との駆け引きや息の合った仲間との慰め合い・励まし合いがあり、友情が次第に深まる。1フレームを1球ごとに交互に投げるスカッチダブルスは、特別イベントで企画されることがあるが、意外に普及していない。
ダミーDummy 着せ替え人形リーグなどでブラインドがあったとき、正規に登録されていない人を出場させること。
ダルDull 鈍い・ぼんやりした粗く、ざらざらに仕上げたボール表面(⇔ポリッシュ)。
ダンピングDumping投げ売りするハンディキャップスコアを稼ぐために、不正にスコアを落とすこと。ルールでは失格処分の対象となる。