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2021-01-07

ボウリング用語集 す

スイング
Swing 腕の振り

ボウリングのスイングは、肩を支点にして吊り下げたボールの自重を利用した「振り子運動」。その動きは①出して②おろして③後ろから④前へ――の4つしかなく、4歩助走が最適であり、基本動作とする由縁である。

 
スカッチ、スカッチダブルス
Scotch スコットランドの

 2人でチームを組み、1フレームのなかで交互に投げるゲーム方式。家族や友人、クラブのメンバーの懇親が目的で、実力差がある組み合わせでもアベの低い人がストライクを出したり、反対に上級者がミスしたりして、互いの実力以上を発揮する意外性があり、大いに楽しめる。

 
スキッド
Skid 滑る

リリース直後のボールは最も直進力が強く、レーン上を滑走していて、リリース時に与えられた横回転による曲がりはまだ出てこない。スキッドは、ボールの摩擦が小さければ長くなり、慣性モーメントが小さくなれば短くなるが、最大要素はボウラーのスイング速度であろう。

 
スキッドスナップ
Skid snap 素早く滑る

PBAのプロがよく口走る言葉で、ものすごく速く直進して、ピンの直前で急激にフックする球質を指す。曲がり幅が小さいわりに、大きな入射角度が得られる理想的タイプで、レーンコンディションに左右されにくく、アングルを広げずに幅広いストライクゾーンが得られるという大きなメリットがある。

 
スキルトス
Skittles 九柱戯

ナインピンボウリングの一種。10~17世紀ごろまで中世イギリスで大流行し、仕事を怠ける人が続出、時の為政者からたびたび禁止令が出された。ある種のスキトルスは、ボールではなく「おはじき」状の平らな円盤を床に滑らせ、9本のダイアモンド型に配列されたピンを倒したが、統一ルールはなかった。イングリッシュ・パブ・スキトルス English Pub Skittles と呼ばれたボウリングは、中世の農民・市民に親しまれ、パブ(一杯呑み屋)の前か、コモン(Common)と呼ばれる空き地の広場でゲ-ムを楽しんだ。また、ピンは棒状のものや頂上の尖った形状のものもあった。


スキル
Skill 技術

競技力を構成するものは、技術×体力×精神力の3点。スキルトレーニングでは、種目特性を勘案した重点的なトレーニングを行う。


スクエア
Square 直角の

たとえば、助走はボ-ルの投射軸に対してスクエアに歩くこと。

 
スクラッチ
Scratch ひっかく

ハンディキャップをつけないボウリング。実力通りのゲ-ムをいう。


スコア
Score 記録・点数

ボウリングの得点で,1ゲームの満点は300点。300点となる算出基礎は、連続12個のストライク(1フレーム30点×10フレーム)となる。


スコアキーパー
Score Keeper 得点計算係

倒され、散乱したピンをセットする(ピンボーイ)がいた時代は、フロントではゲーム数をチェックできなかったので、2レーンに1人のスコアガールがついていた。1960年代初め、自動ピンセッターが急速に普及したので、スコアキーパーはいなくなったが、それまでは「流行の先端をゆく、かっこよい 」職業の一つだった。


スターティングポジション
Starting Position 

ボウラーがボールを構えて、ターゲットを見ながら助走準備に入る場所。足下の5つか、7つある丸いスタンスドット(・)を目安にする。


スタンス
Stance 足場、物事に対する姿勢・態度

アプローチで、ボウラーがコントロールの基本となる位置を決めること。よくアドレスと混同される。


スタンスドット
Stance Dot 足場の丸印

助走路の手前と中間、ファールラインの手前に刻印された丸いマーク(・)のこと。中央がやや大きい。昔は5つだったが、合成樹脂のレーンが普及してからは7つ打ってある。


スタンディング
Standing 成績表

リーグやトーナメントの順位や総合ポイント、平均点、ハイゲーム、ハイシリーズが記され、リーグでは週ごとに作成・配布される。記録の管理はセクレタリー(秘書)と呼ぶ役員が行う。


スティッフレーン
Stiff Lane 硬直したレーン

極めて速く、フックしにくいレーンまたはレーンコンディション。ホールディング(つかまれる)とかファースト(速い)なども同じ(⇔スロー)。


ステップ
Step 歩き方

ボウリングのステップの基本は4歩とされるが、これは手の動きが4つであることに由来する。右投げなら、1歩目は右足、2歩で左、3歩で右、4歩目はつま先から滑り込む歩き方となる。最後のステップ、すなわちスライド以外は、かかとから歩き、最後はつま先から滑り込むのが基本。


ステップラダー
Step Ladder 脚立 

順位ごとの対戦で、勝つごとに順位を上げて行く試合方法。順位決定戦ともいう(=パラマス)。


ストライキングアウト
Striking Out

第10フレームで3つ連続してストライクをマークすること。


ストライク
Strike

1投目に10本のピンすべてを倒すこと。スコアリングでは、次の第1球と第2球の得点が加算され、1ゲーム中連続して12回ストライクすると、パーフェクトゲーム(300点)となる。

 
ストリング
String 一連の

3つ以上の連続ストライクの呼称。


ストレートボール
Straight Ball 直球

全然曲がらないボール。スペアを取るには便利だが、ストライクには極めて不利。


ストレートリスト
Straight Wrist まっすぐな手首

リリース時の手がボールの右側面にあり、手首から手のひらまで真っすぐになっている状態。回転が増え、フック力が強まる。初心者が形だけ真似ても、手首に大きな負荷がかかるので、長続きしない。また、手首が外側へ折れてしまい、ボールの上部を持つブロークンリスト(だらしない形の手首)になると、回転はほとんどつかない。誰でもストレートリストを実行できる補助具(リスタイ)がプロショップで買えるが、最初は親指があまりにも早く抜けるので、慣れるまで時間がかかる。


ストレス
Stress 圧力、緊張、強制

精神的、あるいは肉体的に、ある種の負荷がかかったとき、体が特別な「防御反応」を起こすことをいう。心理学ではストレスには、多様な概念がある。競技会の直前において多発するストレスは、不慣れなこと、技術的不安、怪我、過大な期待、敵との駆け引き、役員、チームメートとの軋轢などがある。ボウリング競技のストレスで、特徴的なものは「手遅れ」現象。連続ストライクや勝利が決まる重大な場面では、助走よりボールを保持している手の動きが、一瞬だが遅れがちになることである。これを「手遅れ」タイミングと呼ぶが、タイミングの遅れ・ズレを補うものは、いうまでもなく軸足のスライドである。


ストレッチ
Stretch 伸ばす

伸ばすとは、筋肉の伸縮運動を指し、筋肉、腱、靭帯、関節の障害を予防し、痛みを軽減する効果がある。方法は、次の3つがある。①静的ストレッチ(筋肉を限界近くまで伸ばし、30秒間静止)②動的ストレッチ(軽く反動をつけて行う)③アシスタントまたはパートナーと組んで行う。ボウリングでは、主に静的ストレッチが安全で効果的。関節の可動範囲を広げ、運動前後の血流が促進され、気分まで乗ってくるメリットがあり、スポーツ障害の予防になる。


ストローカー
Stroker 素直な動きでする(一連の動作)

ボールを大きく曲げない投げ方をする人。または、あまり曲がらないボウラーを指す。


ストローク
Stroke ピストンの行程(機械用語)

フォロースルーを含む、スイングの行程のすべて。


スネークアイ
Snake Eye 蛇の目

⑦―⑩スプリット。ピンデッキの両端に残ったピンが離れた蛇の目のように見えることから、いうようになった。


スネークレーン
Snake Lane

レーン上に大量のオイルが撒かれていて、まったくフックしないか逆方向に曲がるような感じがする、異常に速いレーン。


スパット
Spot 点

コントロールをよくするために刻印された、レーン上の三角矢印やアプロ-チの丸印(マーカー)の総称。相手にハンディキャップをあげる場合などもスパットという。スパットボウリングとは、直接ピンを見ながら投げるのではなく、ピンよりもはるか手前にあるマーク類を目標にする方法をいう。


スパン
Span わずかな距離

訳は英語本来の意味だが、ボウリングでは親指と中指、親指と薬指までのそれぞれのエッジ(縁)からの距離を指す。グリップの「きっちり感」が決まる最大要素だが、誤ったスパンだと手指に必ずタコやマメが発生する。短いと、ボールをきつく握りしめることになるので、不安定なリリースとなる。適正なスパンなら、しっかりグリップでき、楽にリリースできる。手のひらにぴったりと収まる感じがあり、楽にスイングでき、心身ともにストレスがかからない。一般に、入門者のスパンはコンベンショナルグリップを勧めるが、最近は初めからフインガーチップを選択するドリラーが多い。広いスパンが、梃子の原理でボールに回転をかけやすい理由があるからである。加齢により握力が低化し始めたシニア世代や女性には、持ちやすいのでセミフィンガーを勧める場合がある。プロは、わずか1/32インチ(0.8ミリ)でも違和感を得るが、ドリルの前にボウラー固有の好みや慣れがあり、適性スパンをすぐに見つけることは至難の技である。また、スパンが長ければバーティカルピッチがリバースへ向かい、狭ければフォワード方向へ変化してくる。


スパンゲージ
Span Gauge

スパンを測るゲージ。

 
スピード
Speed 速度

ボールの速度。あるいは助走の速さを指す。ストライクを取るためのボールのスピードは、レーンコンディションによって効果が変わってくる。速いレーンなら遅目が有利、遅いレーンなら速いボールが有利となる。現在の標準的なレーンコンディションを基準に経験則でいえば、時速24kmぐらいあればいいだろう。スピードガンがあると便利だが、リリースからピンをヒットするまで、およそ2.7秒なら時速で24km、2秒なら30kmとなる。各人の球質で適正スピードが変わるので、以上の数値が絶対よいとはいえない。つまり、ピンの手前で十分な入射角度が得られないほど速いのは不利であり、ボールが遅すぎて曲がりすぎるのもよくない。球速はレーンコンディションとのマッチングで決まるので、むしろボールチェンジで問題を解決する方法が手早いといえよう。


スピン、スピナー
Spin、Spinner 回転

ボールの回転。スピナーとはボ-ルの底部で、親指穴からはるかに離れたところを激しく回転するボールをいう。

 
スプリット
Sprit 割れる

ヘッドピンはすでに倒された状態で、残ピンが1本以上離れた位置にあること。スプリットをスペアメーク(取る)したときを、スプリットメークとかスプリットメードという。


スペア
Spare

フレームの2球目で残りピンをすべて倒すこと。スペアを取れば、次のフレームの1投目で倒したピン数を加算できる。本来は、槍のように(/)と斜めに印をつけるのもある。


スポーツコンディション
Sport Condition

USBC(アメリカ ボウリング評議会)は、トリッキーなレーンコンディションの横行に歯止めをかけるべく、レーンに塗布するオイルの長さと横の配分などを「スポーツコンディション」として細かく規定した。月ごとに何人も300点を記録したり、すぐに200アップしたりするハイスコアレーンに慣れ親しんでいるボウラーには極めて難しいが、結局はボウリングの「スポーツ性を守る」ための重要な取り決めである。これはオイリングの長さが短く、レーン左右のオイル量に極端に差をつけて、ストライクアングルのコントロールミスを安易に消してしまう、反スポーツ的で作為的なレーンとの差別化(レーン左右の油量を3:1以内に収める)を図るものである。

 
スポンサー
Sponsor

スポンサーは、企業名を高め、マーケティング機能を向上するためにスポーツイベントに資金や資源、サービスなどを提供することが一般的。企業スポンサーは当該種目の人気を利用して、企業名の露出を図り、認知の拡大、経済的な利益を求める。また、スポンサーは決して気まぐれではない。スポンサーされる側(ボウリング)の種目や組織が、いわゆる知名度・人気度で目的に適合するのか、スポンサーの本音に対応する行動は何か、できれば「お返しできるものは、何か」などを真摯に考えなければならない。


スライド
Slide 滑る

助走のラストステップで、つま先から滑り込むこと。10cm程度あれば十分だが、人によって距離が異なる。ボウラーは緊張が原因で、足よりも手の方が遅れて動く傾向があるので、タイミングのズレはスライド中に吸収することができる。


スランプ
Slump 不振・価格の暴落

スポーツのスランプとは、強い動機を持って努力を続けても、精神的または技術的に長期間停滞するもので、向上がストップするばかりでなく逆に後退したりする。主な原因には心理的なものと技術的なものがあり、ボウリングで多いのは、①体のコンデイションが慢性病などで不調②レーンコンディションが読めない③投げ方を変えた④投げ方に迷いがある⑤タイミングが狂ってしまった…などである。ボウリングのスランプの特徴は、すべて「投球タイミングの微妙な狂い」に現れる。不用意で急激な球質の改良や投球フォームの乱暴な改造など、急激な技術改良をもくろんだ練習によく現れる。不振が長く続くときは完全な休養をとり、頭を冷やしてから練習を始めるとよく、無理な猛練習を続けると肝心な投球フォームを根本から崩す危険性がある。あせらずじっくりと基本からやり直す方法がよい。

 
スリークォーターアングル
Three Quareter(4分の3)Angle

ストライクアングルで、2番スパットを使うこと。レーン全体から見ればおよそ4分の3にあたるエリアになる。このコースなら、ストライク角度はおよそ3度に近い入射角度を確保できるので、入門スクールの基本アングルとされている。


スリーパー
Sleeper 眠れる人

他のピンに隠れていて、正面からは見えないピン。②−⑧ピンの⑧番ピンなど。


スローレーン
Slow Lane 遅いレーン

フックしやすいレーンコンディション。地方によっては、逆の意味で使われる。

 
スローボウリング
Slow Bowling

JBCルール競技規定には「スローボウリングの禁止」がある。すべての競技は遅滞なく実施し、審判員は遅滞の原因が競技者にある場合には、スローボウリングと判定する。判定は同一シリーズ内においてのみ適用し、最初は警告、2回目は厳重注意、3回目以降はそのフレームの得点をゼロとする。

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