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2021-03-30

【プロレス】世界に羽ばたく新王座! IWGP世界ヘビー級ベルトを飯伏に贈呈

新設されたIWGP世界ヘビー級のベルト

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新設されたIWGP世界ヘビー級のベルト 新日本3・30後楽園大会の全試合前、IWGP世界ヘビー級ベルトの贈呈式がおこなわれた。

 第73代IWGPヘビー級王者&第27代IWGPインターコンチネンタル王者の飯伏幸太が、2本のベルトを菅林直樹会長に返還。その後、暗転すると、ビジョンに歴代王者が映し出される。明かりが点いたのち、菅林会長と大張高己社長によってベルトがお披露目され、初代IWGP世界ヘビー級王者の飯伏に贈呈された。

 新ベルトはすべての歴代ベルトを継承し、放射状に広がるラインは初代、王冠のように上部が広がっている形状は2代目、世界に羽ばたく羽根は3代目、2色の配色とライオンマークの配置は4代目、サイドバックルの形状はインターコンチをイメージしている。「戦いの魂を受け継ぎ世界へ羽ばたく」をコンセプトに、上部のライオンマークが太陽となり世界を照らし、その周囲には燃える炎=闘魂が示され、世界を貫く剣もデザイン。地球儀周辺の5つの宝石は50周年&5大陸、宝石の台座はライオンの牙をイメージし、世界を掴む、とらえるという意味がある。さらに両サイドには世界に羽ばたく翼もデザインされ、IWGPの歴史とともに世界に羽ばたく王座がイメージされている。

 飯伏は、「ボクはこの2つのベルトが大好きだから、一つにしたい。日本だけじゃなく世界に、そしていままでの歴史を絶対に継いだまま、もっともっと大きく、新しくしていきたいと思います」とあらためて抱負を語った。

 今年1月の東京ドーム大会でIWGP2冠王者となった飯伏は、ベルト統一を提案。賛否両論を巻き起こしながら、2・11広島大会ではSANADAを相手に2冠王座を防衛し、2・28大阪城大会では内藤哲也を相手にインターコンチ王座を防衛。ベルトを守りながらみずからの主張を貫いた王者の意見を尊重し、団体は3月1日のオンライン会見でIWGP世界ヘビー級王座の新設を発表。3・4日本武道館大会でエル・デスペラードを相手に2冠王座を防衛した飯伏が初代王者に認定されていた。飯伏は4・4両国大会で、「NEW JAPAN CUP 2021」優勝者のウィル・オスプレイとIWGP世界ヘビー級王座の初防衛戦に臨む。

 IWGPヘビー級王座は、1987年の「第5回 IWGP王座決定リーグ戦」を境にタイトル化。初代王者はアントニオ猪木で、約34年間で4代目ベルトまで作成され、今回の新設王座誕生で正式に歴史に終止符が打たれた。インターコンチネンタル王座は2011年5月に誕生し、現WWEの中邑真輔が王者の時代に銅色から白色のベルトに新調。約10年間、新日本マットで闘いの歴史を築いてきた。

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