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2021-04-21

【プロレス】KENTA、棒ちゃんと“破局”。約1カ月の蜜月に終止符を打つ

試合後に「棒ちゃん」との別れが訪れた

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4月20日、新日本プロレス・後楽園ホール大会でNEVER無差別級6人タッグ選手権試合がおこなわれ、王者組の後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI組がKENTA&高橋裕二郎&石森太二のBULLET CLUBトリオを下し、同王座最多タイとなる4度目の防衛に成功した。
試合後に「棒ちゃん」との別れが訪れた
 今一戦を控え、ベルト争いとともに大きな注目を集めていたのが、YOSHI-HASHIとKENTAによる“棒”を巡る愛憎劇。KENTAは3・21仙台大会で、YOSHI-HASHIが入場時に持参していた如意棒を強奪。以後、「棒ちゃん」と名付けて擬人化し、“彼女”として溺愛。YOSHI-HASHIに一時的に奪還されてもすぐに奪い返し、棒ちゃんへの無償の愛を語るとともに、“元カレ”の所業(!?)も暴露してきた。

 この日のタイトルマッチでも、試合終盤に最愛の棒ちゃんを持ち出して、石井、後藤を立て続けに殴打。しかしYOSHI-HASHIにはかわされ、まるで綱引きのように棒の取り合いを展開。軍配はYOSHI-HASHIに上がり、KENTAは“元カノ”からの一撃を食らってしまった。

 それでもKENTAは試合後、場外に無造作に放置されていた棒を手に取り、ロープを背にして掲げる。しかし背後から近づいたYOSHI-HASHIに強引に奪い取られると、眼前で棒との口づけを見せつけられてしまった。

さすがのKENTAも観念してバックステージに引き揚げ、同時にこの1カ月の棒ちゃんとの甘い生活の記憶をあっさりと消去。むしろYOSHI-HASHIと棒の接吻を目撃して正気に戻った様子で、「なにあれ? ブス(YOSHI-HASHIのこと)とキスしてんの! マジ気持ち悪い。我に返ったよ」と恋心は完全にクールダウン。さらに「そもそもあの棒、束縛キツくて。テレビで棒高跳び見てるだけでもジェラシー感じて、物干し竿にまで焼きもち妬いちゃって、オレずっと部屋干し」と、あたかも“オレから振ってやった”と言わんばかりの言葉を並べた。

 バックステージでかち合ったYOSHI-HASHIが「オマエにとっちゃただの棒かもしれないけど…」と口にすると、「誰にとっても棒だよ!」と元も子もないことを口にする始末。ともあれ、棒はYOSHI-HASHIの元に戻り、KENTAの1カ月に及んだ棒ちゃんとの“蜜月”は終わりを迎えた。
<週刊プロレス・市川 亨>

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