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2021-04-24

【プロレス】シングルリーグ戦不参加のベテラン勢が奮起

望月と斎了がシングルさながらの熱戦

4月22日、DRAGONGATEの神戸サンボーホール大会でおこなわれた毎回恒例の時間差バトルロイヤル「ロイヤルサンボー」。14名参加の今回はウルティモ・ドラゴン対ボクティモ・ドラゴンの龍対決で幕を開けた。その後、全員が出そろったところで試合中にもかかわらず市川がマイクを持つと「まだ闘ったことがない」とウルティモに一騎打ちを要求。ほかのメンバーがいったんリングサイドに降りる形で一騎打ちがスタート。だが、市川がウルティモに敵うはずもなく、マヒストラルを決められてしまう。だが、ここでほかのメンバーが一気にリングに上がり、体を入れ替えてウルティモを最初の敗退者にさせた。

市川に対してみんな(R・E・Dのディアマンテとインフェルノは除く)で連続の串刺し攻撃。最後に清水が決め、こちらも市川にマヒストラルを狙ったが、ウルティモと同じ要領で逆に丸め込まれて敗退。喜びも束の間、市川は再び連続串刺し攻撃を食らい、全員に張り付けにされてしまう。ここで吉田が市川にダイビング・エルボーを狙うが、恐怖のあまり吉田が技を繰り出す前にギブアップ。吉田はなぜかそのまま足を滑らせてオーバー・ザ・トップロープで脱落となった。

その後はディアマンテが一人で大暴れ。スペル・シーサー、しゃちほこBOY、Gamma、問題龍と立て続けにオーバー・ザ・トップロープで仕留めていく。これで残りは斎藤了、望月成晃、ディアマンテの3人に。ディアマンテは一人で2人を相手にスワンダイブ式ミサイルを決めるなど奮起したが、最終的には2人がかりで押さえ込まれてフォール負け。決勝戦は望月vs斎了の一騎打ちとなる。


まるでシングルのタイトルマッチを見ているような激しさだった。望月が強烈なキックを主体に攻め込み、グーパンチも投入。これに対して斎了は張り手で応戦。顔面蹴りを耐えた望月は真・最強ハイキックを見舞い、ドラゴン・スープレックスと大技を連発。さらに顔面蹴りを放ってツイスター。三角蹴りを許さなかった斎了は雪崩式フィッシャーマンズバスター。望月も意地ですぐさま立ち上がり、イリュージョン。斎了はハイキックを回避し、投げ捨てドラゴン・スープレックス。正調式でも決め、カウント2となるや、最後は伝家の宝刀・プレミアムブリッジを久々に放って3カウント。これまでは明るく楽しい試合が繰り広げられてきたが、今宵のロイヤルサンボーは大熱戦の末に幕を閉じた。

5月からはDRAGONGATEのシングルナンバーワンを決めるリーグ戦「キング・オブ・ゲート」が開幕するが、2人はエントリーしていない。それでもベテラン勢の意地を見た思い。望月は「熱くなっちゃったな。若いヤツはどんどん出てくるけど、まだまだこういう試合頑張ってこうぜ」と呼びかけられば、斎了も「ボクの記憶の奥にあった昔の熱い思いが対モッチーのおかげで蘇りましたね。正式なシングルマッチとかじゃなかったでしたけど、モッチーとの2人の空間は紛れもなくオレを本気にさせてくれました」とコメントした。

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