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2021-05-05

【アーカイブ】1964年の聖火ランナー全掲載 熊本編 マラソンの父・金栗四三も見守った聖火リレー

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今大会の聖火リレーは19個目の都道府県となる熊本県につながれた。1964年大会の聖火リレーで熊本県は86名の正走者が選ばれた

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3月25日、福島県からスタートしたTOKYO2020の聖火リレーは、19個目の都道府県となる熊本県につながれた。世は新型コロナウイルスとの戦いの途上、それでもオリンピックのシンボルが日本全国、希望の道をつないでいく。

さて57年前、日本で初のオリンピック開催となった1964年東京大会の聖火リレーの全正走者名簿が、当時小社が発行した『スポーツ・マガジン』10月号に掲載されている。

1964年9月9日、鹿児島県、宮崎県、北海道の3カ所からスタート(北海道スタートの聖火は青森県で二手に分かれた)し、10月10日の最終ランナー坂井義則氏まで、その数、全4341人。これはそれなりに貴重な資料だろう。


1964年10月に発行された『スポーツマガジン10月号』の表紙。ここに聖火ランナー(正走者)4341人の全リストが掲載されている


57年前の聖火リレーは4つのコースに分かれて日本国中を巡り、皇居前で一つにまとまって国立競技場まで繋がれた

インターネットという新たな情報伝達ツールが全盛を迎えている今、57年の時を経て改めて、紛れもなく1964東京オリンピックの一部を彩った聖火ランナーたちの名前を、歴史と記録に刻み直すことが当社の使命であると考えた。

今年の聖火リレーが走るタイミングに合わせて、「57年前の聖火ランナー(正走者)」の名前を、都道府県別にリレー方式で刻んでいくこの連載。

第19回目の今回は「熊本県」。

熊本県といえば、マラソンの父と呼ばれる金栗四三さんの出身地。日本人初のオリンピック選手として知られ、1964年東京五輪開催にも大きく関わった金栗氏も見守った聖火リレーは、八代海に沿って北上し、長州港からフェリーに乗って長崎県島原半島に繋がれた。

57年前に熊本を駆け抜けた聖火ランナーの正走者86名は、こちらだ。
※氏名は『スポーツ・マガジン 10月号』に掲載された情報通りです。

 
1964年東京オリンピック聖火ランナー
【熊本県】
1964年9月11日〜13日 第1コース 86名

1 相浦 克彦
2 富岡 信男
3 川畑 達也
4 川口 洲弘
5 岡部 重俊
6 小坂 美弘
7 中村 攻治
8 福山 国彦
9 伊藤 弘義
10 沢田 正勝
11 林 守
12 毛利 健一
13 牧野 新一
14 山本 泰彦
15 滝井 馨
16 山下 涼一
17 松田 保
18 白藤 元春
19 淵上 猛彦
20 宮崎 副
21 松村 八郎
22 木山 夏喜
23 浜本 光則
24 川中 保人
25 村中 宮喜
26 八木 達夫
27 森岡 通
28 渡辺 光義
29 川田 末雄
30 鈴木 芳治
31 島田 克巳
32 宮永 通弘
33 新村 勲
34 明島 義彦
35 高瀬 悦二郎
36 三木 正二郎
37 地田 純一
38 長森 信久
39 下川 修
40 大熊 弘明
41 岩村 重明
42 赤崎 友博
43 岩村 忠寿
44 岡崎 継博
45 田口 清
46 佐伯 憲義
47 光永 伸一
48 山本 輝博
49 芥川 弘視
50 松田 良助
51 田中 幸弘
52 桑野 国男
53 甲斐 衛敏
54 中川 俊行
55 上坂 日出晴
56 山下 正三
57 田中 信男
58 三村 勲
59 川島 弘範
60 豊後 俊士
61 山崎 勝
62 田尻 哲也
63 境 洋
64 坂口 憲明
65 園田 米政
66 穀 武臣
67 平川 健二
68 上村 勝憲
69 古江 栄
70 大城戸 道生
71 田中 和良
72 上杉 主憲
73 萩尾 正臣
74 吉川 英之助
75 土山 俊登
76 吉村 博
77 西村 正昌
78 松本 光太郎
79 城 誠
80 白木 隆則
81 山中 繁記
82 西川 哲夫
83 木之根 一好
84 立下 末喜
85 木山 大成
86 黒崎 鉄雄



次回の1964東京五輪聖火ランナー全リストは5月7日に「長崎県編」を掲載予定です。

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